「SGボートレースクラシック」が戸田ボートで開幕しました。
ただ今、序盤の3個レースをライブで見ていますが、
「やはりSGは一筋縄ではいかない」
が率直な感想です。
私のホームプールでもある戸田は、
基本的に「エンジンパワー勝負」の水面。
エンジンパワーのある艇がスリットから伸び切り、
1マークで圧倒するレースが基本形です。
特に一般戦はその傾向が強く、パワー機を手にした格下の選手が、
あっさり優勝を飾ってしまうシーンを多く目にしてきました。
しかし、SGレースとなると一筋縄ではいかないから厄介です。
これがSGレースの格式というものでしょうか。
何より選手の気迫、SGにかける思いからして違います。
で、本日初日の1レース。
スタート展示では、パワー機の6号艇・山崎郡が強烈な行き足で、
本番でもひとまくりのムードを漂わせていました。
でも本番は、5号艇の椎名が6号艇の山崎郡を徹底ブロック。
椎名はスリットでへこみ、握っても自身の圏外は必至でしたが、
とにかく「山崎郡にはまくらせない!」という気迫に満ちあふれていました。
大整備の甲斐なく、パワー劣勢は明らかだった椎名が、
評判パワーの山崎郡を圏外へ押しやった意地のレース運び。
SGではエンジンパワーはもちろん、選手の気迫が何より重要ですね。
また3レースも、
スタート展示からパワー機の上條の行き足が際立っていましたが、
本番はパワー劣勢の徳増が、コンマ06の気迫のトップスタートをぶち込みました。
徳増は2号艇の吉川にプレッシャーをかけ、
吉川の2コースジカまくりを誘導し、その懐をまくり差して快勝。
この3レースは上條、吉川、浜田、羽野と好モーターがずらり集結していましたが、
勝ったのはパワー劣勢の徳増でした。
「男・徳増」が真骨頂の気迫でモノにしたレース。
やはり、SGレースは一筋縄ではいきません。
SGレースは、一般戦はもちろん、通常の記念レース(G1、G2)とは別物!
そこのところを頭に入れて、舟券勝負をしないと痛い目に遭いますね。
皆さんの、戸田SGでの舟券勝利を祈っています。
頑張ってください!