本日の芦屋8R。
田頭実の"前付け弾丸まくり"、気持ち良かったですね😀
いつも通り前付けに行って、2コースからコンマ03の快ショット!
迷わずまくり一撃ですから、見ているファンも納得、満足のレースだったのではないでしょうか。
どの公営競技にも暗黙の"選手道"みたいなものがありますが、最近はこの選手道に反したレースも散見されるので、ストレスが募ることも多々あります。
例えば、3カドを主張したなら、きっちりスタート行って、1マークはまくり切る。
まくれなくても握って出る。
これが選手道と考えています。
3カドの選手が1マークでまくり差しに構えた瞬間、外の3艇が消化不良のレースに終わるのは明らか。
これじゃ、ファンに魅せるレースを提供するプロの選手としては失格だと思います。
また、この日の田頭のように、前付けに動くなら、最低限、スタートを張り込むことが必須。
前付けに動いた挙句、スタート遅れて、ダッシュ勢にドカンとまくられては、インを含めたスローの選手は、たまったものじゃありません。
田頭にしても、西島義則、江口晃生にしても、前付けに動く選手は、スタートだけは目いっぱい踏み込んできます。
そりゃ、パワー不足でダッシュ勢にまくられることはありますが、それでも最低限の仕事だけはする。これが"選手道"です。
この日の田頭実は、展示から気配がピカピカだったとはいえ、前付け2コースからコンマ03の弾丸スタートですから、まさに"選手道"を地で行く、お手本のようなレース。
選手道を軽視(技量不足で実践できない?)する選手には見習ってもらいたいと思います。
余談ですが、この田頭実は、F3で若松のG1を勝ったことがあります。2005年のことで、もちろん史上初の快挙。
仮に、同一期間内に4本目のフライングを切った場合、事実上の引退勧告となる崖っぷちなのに、前付けのスロー4コースからトップスタート(コンマ19)でまくり差しV。
"モンスター"と呼ばれた野中和夫さんも、1982年のMB記念で、F3ながら優出。結果は3着でしたが、すさまじいプロ意識を見せてくれました。
昨今、薄れがちになりつつある競艇の"選手道"。
勝負の勝ち負けを超越した、"選手道"を貫くレースこそ、ファンの心に突き刺さるものと思っています。