地球(テラ)の旅立ち 37 1930年代上海ファッションとジョークに一同大笑い | イッピーの独り言

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ボクの名前はイッピー。わんこのビション・フリーゼです。ボクが見たことや聞いたことを書きたいと思います。少し不思議なお話もたくさん出てくるかもしれないけど、みんなが気に入ってくれるといいな。

みんな元気ですかドキドキ

 

前回の続きさグッド!

 

ここは石嶺教授の研究室。

 

みんなが揃っている。

 

教授、ダン、ジョアン、やまと、栞、

 

それに二人の見なれない姿の若者。

 

一人はベージュのコットンスーツと

 

パナマ帽に身を包む。

 

もう一人は白いTシャツに白いチノパン、

 

肩からピンクのカーディガン

 

それに素足に革靴、ときたら例の石田純○

 

スタイル。

 

この二人のオリエンタルチックな顔立ちの

 

細マッチョは

 

イッピーとラヒーリオ。

 

ちなみにコットンスーツは1930年代の

 

上海のテンゾースタイルのイッピー。

 

もう一人の石田純○スタイルの方は

 

ラヒーリオ。

 

ここでご存じない読者のために少し

 

説明を加えます。

 

テンゾーとは以前「龍が通れば」

 

に出て来た主人公の名前。

 

彼は1930年代の上海で、多くの中国人民を

 

アヘン戦争後の腐敗した中国政府の圧政から

 

解放し、その後第2次世界大戦の初めの頃に

 

上海に流れて来た大量のユダヤ人を香港に

 

逃がしナチスドイツの手から救った人物。

 

さらに上海に税金のない政府、「大道政府」

 

と呼ばれる実在の政府を樹立し多くの人々

 

を救った実在の人物。

 

この政府は日本が第2次世界大戦の敗戦の

 

色濃くなり上海の日本租界が蒋介石に

 

追われるまで存在した。

 

テンゾーはいつもコットンスーツに

 

身を包みパナマ帽をかぶり独特のスタイルで

 

さっそうとその時代を歩いていたという。

 

彼らはつい先ほどまでイルカだったとは

 

思えない変貌ぶり。

 

テンゾースタイルがクリスタルスカルを

 

目の前にしてまず自分達の説明を始める。

 

「僕たちは精霊。

 

人間に変身するのは便宜上の事。

 

この方が違和感なくお互いをより深く

 

理解できると思います。」

 

それにはみんなが理解を示す。

 

多少の違和感はぬぐえない。

 

そして続けた

 

「僕たち二人のファッションについて、

 

もう少し何とかならないのかと、

 

みなさんは思うかもしれません。」

 

ここで栞とジョアンが「ぷぷっ」と

 

少しおさえて笑う。

 

「実は僕たちは人間のファションについては

 

あまり詳しくありません。

 

しかしこれは僕たちの友人、パリの芸術の

 

精霊が選んでくれました。

 

だから僕たちはこのスタイルに

 

自信を持っています。

 

だからこのスタイルを批判することは

 

ご遠慮ください」。

 

そして付け加えた。

 

「これは冗談です!」

 

全員がしばらくその意味を計りかねていたが

 

本当に冗談なのだと分かると全員が

 

一緒に笑いだした

 

先ほどの海の中でのようにみんなの大きな

 

笑い声がしばらくやまなかった。

 

今度は水の中と違って、みんなの笑い声は

 

全開!

 

同時にその部屋にすばらしいエネルギーの

 

調和がもたらされた。

 

みんなは笑いながら、この笑いをもたらす

 

精霊たちにさらに好意を感じている。

 

続きはまたねグッド!

 

 

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ボクの笑いのマジックは

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