地球の平和 33 自己修復するクリスタル | イッピーの独り言

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ボクの名前はイッピー。わんこのビション・フリーゼです。ボクが見たことや聞いたことを書きたいと思います。少し不思議なお話もたくさん出てくるかもしれないけど、みんなが気に入ってくれるといいな。

みんな元気ですかラブラブ

 

前回の続きグッド!

 

栞(しおり)はクリスタルの事を

 

すでに知っていた。

 

なぜだか自分でも分からない。

 

ここ2,3日時間がいつもの100倍

 

くらいの速さで流れている。

 

これは多分イルカが自分にほどこした

 

特殊な脳波調整のため。

 

とは言ってもすべてが非常に

 

クリアーに流れて行く。

 

しかもすべてに自分の

 

意識が参加しながら。

 

時のながれに置いて行かれている

 

と言う感覚は全くない。

 

クリスタルの事は過去生の記憶

 

とも違うと言う感覚もあった。

 

今までにこの場所はすでに

 

知っているという記憶がよみがえる

 

ような経験は何度かあった。

 

しかし今回はそれとは明らかに違う。

 

なぜならば栞にはこの場所の

 

記憶がまるでない。

 

しかしイルカが言うアスカという

 

都市の名前は何かとても

 

懐かしい響きがある。

 

その理由は間もなく分かった。

 

イルカの導きで石嶺教授が

 

中心となってみんなでそのクリスタルを

 

遺跡の砂の中から掘り起こした。

 

それは頭の部分が斜め下

 

になって埋まっていた。

 

栞の頭の中のイメージと全く同じ

 

色合いのクリスタルは

 

その全容を明らかにした。

 

発掘作業自体はそれほどの困難を

 

伴うものではなかった。

 

イルカは水の中でのすべての

 

手順を知っていた。

 

それは全長約2メートル

 

直径約50センチくらいの

 

6角形の巨大なクリスタル。

 

それはみんなが知っている

 

クリスタルと違い根元と先の方の

 

太さがほとんど変わらないものだった。

 

しかし先端の頭の部分は

 

鋭角にとがっている。

 

数万年経った今もその色合いと言い

 

形と言い全く傷やかけているところ

 

がない位完璧な形をしている。

 

海の中でも鮮やかなターコイズブルー

 

の光を放っている。

 

地表でみたらさぞかしきれいなもの

 

だろうという想像がつく。

 

しかしその材質も謎であった。

 

おそらくダイアモンドのように

 

とても硬いものだろう。

 

数万年の間海水に洗われても完全な

 

形を維持しているのだから。

 

表面に文字がびっしりと彫られている。

 

文字の形は今までに見たことがない。

 

どちらかと言うと古代エジプトの

 

ヒエログリフに似ている。

 

教授がクリスタルに触れて見る。

 

教授は驚いた顔をする。

 

なぜならそのクリスタルはそれほど

 

硬い材質ではなかったのだ。

 

それなのに何故これほどの完璧に

 

近い形を長い間保っていられるのか。

 

教授の疑問は他のみんなに

 

瞬時に伝わる。

 

その理由は驚くべきものだった。

 

イルカの説明によると、材質は

 

今の地球上には存在しない。

 

金属と石英質の物質が溶けあった

 

ようなもので出来ている。

 

このブルーの色はほとんどが

 

その金属材質が持つ色。

 

最大の特徴はこのクリスタルは

 

あたかも意識を持つように

 

もし壊れたり破損したら

 

自己補修が出来ること。

 

つまり欠けた部分を補うように

 

自分で成長することができる。

 

それも天体の位置と関係している。

 

つまり一年中その補修が可能なわけではなく

 

数十年か数百年に一度天体が、

 

つまり太陽と地球と月とそのほかの惑星が

 

ある角度になった時にそれが可能になる。

 

おそらく複数の天体による引力の作用らしい。

 

その補修の材料となる材質は海水中の成分

 

特殊なミネラルから補われている。

 

言いかえればこのクリスタルは

 

いわば海水の中だけで

 

この形を保つことが可能になっている。

 

そしてこのことは当時すでに

 

設計の条件となっていた。

 

しかし近年海水の微妙な汚染で

 

その条件が少しずつ

 

変わって来ているらしい。

 

教授はその説明を聞いて本当に驚いたようだ。

 

理屈では分かるが、それは想像も

 

つかないような

 

進んだ文明にだけ可能な技術。

 

「石の成長を設計する」

 

この発想自体が今の文明にはない。

 

その意味では教授の理解力を

 

はるかに超えていたから。

 

ここまででも本当に天と地が

 

ひっくりかえるようなことだった。

 

しかし・・・

 

本当の驚きはそのあとに

 

用意されていた。

 

この続きはまたねグッド!

 

 

イッピーの独り言

想像を超えることが起きる時は

どうするかって。よーく寝るんだよ

・・・あは!じゃお休みぐぅぐぅ