地球の平和 32 一緒に笑えばすぐに仲良し | イッピーの独り言

イッピーの独り言

ボクの名前はイッピー。わんこのビション・フリーゼです。ボクが見たことや聞いたことを書きたいと思います。少し不思議なお話もたくさん出てくるかもしれないけど、みんなが気に入ってくれるといいな。

みんな元気ですかラブラブ

 

前回の続きグッド!

 

やまとたちはイルカの案内で

 

遺跡の姿を見て回る。

 

しかし潜水にも限界があるので

 

それほど多くは見る事が出来ない。

 

この遺跡は想像以上に

 

大きな施設群だった。

 

自分たちだけの力では、偶然の力

 

でも借りない限りその全容を

 

知る事は不可能だった。

 

そう思うとやまとたちは次に、

 

このイルカたちはなぜ遺跡の事を

 

教えてくれているのだろう。

 

なぜ彼らはこの遺跡の秘密が

 

公になることをいとわないのだろうか

 

という思いにとらわれた。

 

その想念をイルカは素早くキャッチする。

 

やまとは「想い」がそのまま

 

相手に伝わる事をあらためて知る。

 

「あなた達の疑念はよく分かります。

 

僕たちも実はそのこと

 

について考えてみました。

 

しかしもう時期が来ていると

 

判断をしました。

 

僕たちはある決断を下しました。

 

この遺跡には遠い過去の文明が残した

 

未来への贈りものがあります。

 

それなりの資格のある人が

 

受け取るべきものです。

 

この贈りものを受け取る人たちは

 

それなりの義務を負う事になります。

 

しかし心配はいりません。

 

その義務を果たすのに何も

 

犠牲にする必要はないからです。

 

その事を可能にする助けになるように

 

僕たちはあなた達にもうすでに一つの

 

能力を送りました。

 

それがビジョン交信能力です。」

 

やまとは全員を代表して想念を返す。

 

「あまりに事が早く進むので

 

少し戸惑っています。

 

しかし僕たちは十分理解しながら

 

ついて行く事が出来ます。

 

君たちにもらった能力のおかげで

 

物事を理解する経験を自分のもの

 

にすることがとても素早く

 

出来るようになって来ているから。

 

あなた達の配慮にはみんなが

 

深く感謝しています。

 

心からお礼が言いたいと思っています。

 

ただ事が早く進むためにその時間もない。

 

でもいつかきっとこのお礼をしたい

 

と思っています。」

 

イルカが答える

 

「分かります。

 

そして、そう言ってくれて

 

こちらこそありがとう。

 

僕たちはこれで望む時にいつでも

 

会話をすることが出来ます。

 

僕たちは精霊。

 

どこにでも行く事が出来るし。

 

それにワクーマとつきのにはここに

 

来ればまたいつでも会う事も出来ます。

 

僕たちはすでにもう友達です。」

 

直接みんなの脳に届いた

 

そのメッセージはあたたかかった。

 

本当にあたたかかった。

 

やまとたちの胸に震えるものがうまれた。

 

その感動をイルカたちも感じているらしい。

 

しかしイルカたちは先を急いでいる。

 

感慨にふける時間はなかった。

 

イルカたちは一通りのツアーガイドを

 

終わるととある建物らしい

 

遺跡の前でとまる。

 

そこは教授がやまとたちに記憶に

 

残しておくようにと言った場所。

 

そしてあのクリスタルが

 

埋まっている場所だった。

 

そして言った・・・

 

「僕たちが急いでいる理由を

 

気にしているようですね。

 

そのことを説明します。

 

それは天体の位置と関係があります。

 

太陽と地球と月が一直線に並ぶ時

 

ある事が起こります。

 

この遺跡のある場所で。

 

実は今日がその日です。

 

このタイミングを逃すと再び

 

その機会が来るまで

 

長い間待つことになります。」

 

栞とジョアンはすぐにその天体の

 

位置関係の意味を理解した。

 

それをすぐに他のみんなと

 

ビジョンで共有する。

 

するとやまともすぐにそれを理解した。

 

やまとが言う「なるほど~」。

 

その理解のタイミングのずれを

 

栞が笑う「ふふふ・・・」

 

それを見てイルカも笑った

 

「ききき・・・」

 

全員が笑いの大合唱になる。

 

みんなが感じていた。

 

このイルカたちと一緒にいると

 

なんだかワクワクして何もないのに

 

心から笑いたい気持ちになる。

 

その気持ちをやっと解放出来た。

 

沖縄列島黒島の沖の海の表面に

 

その時、奇妙な水紋の輪が

 

連続して広がっていた。

 

ダンが乗っている船が妙に揺れていた

 

この続きはまたねグッド!

 

 

 

イッピーの独り言

みんなでよく笑ったさ~・・・音譜