雑誌ニューヨーカーの6月23日号の巻頭言を読んでいて、ああ、そうだったなと思ったことがあります。
最近のトランプは自分の誕生日にミリタリーパレードを行ったり、もっと恐ろしいこととして、カリフォルニア州の反政府デモ(トランプ政権の移民政策への抗議)が高まったときに州兵(National Guards)を派遣し、挙げ句の果てに海兵隊も投入するという行動に出たことです。
州兵の出動命令は州知事の権限であるにもかかわらずそれを無視したことは大きな問題になっていますし、外国の脅威が及んだわけではないのに海兵隊を出動させたことも違憲だと言われています。
ニューヨーカーの記事は、アメリカにおける軍隊の位置付けについて、原点に戻って再確認が必要だなと思わせるような大事なことが書かれてありました。
独立革命期に、建国の父たちはジョージ3世の権力濫用に対して、行政権力と軍隊が抑制されないことの危険性をよく理解していたというのです。国王は平時において議会の同意なくして常備軍を駐留させていると指摘しているのです。市民の権力から軍隊の力を独立させていることの問題点です。ジェームズ・マディソンは「外国に対する防衛手段としての軍隊は、常に国内における専制政治の道具となる」と述べているそうです。
まさに、トランプがやろうとしていることの危険性が建国期にすでに意識され、警告を発せられているということなのです。
私が学部学生だった頃、アメリカ史の講義の中で一番印象に残った箇所でもあります。