アラスカでトランプがプーチンと和平をめぐって会談し、結果が何も得られなかったというのは、予想していた通りで、誰も驚かないでしょう。

その後で、ゼレンスキー大統領とトランプがホワイトハウスで会談を行うことが表明されると、ヨーロッパ首脳がみんな一斉に参加を表明してホワイトハウスの会談に参加しました。

 

トランプが何をいうかわからなし、何をしでかすかわからないので、ヨーロッパ各国の心配は手にとるようにわかります。

 

会談後のイタリアのメローニ首相のイタリア語のインタビューは、いまだに聞き取り能力がないのでなんとなくわかる程度ですが、会談での英語の発言は理解できました。和平で大事なことはロシアのウクライナ侵略が2度と起きないようにすることだという点をはじめ、誠にもっともな内容でした。そしてとにかくヨーロッパが(アメリカとともに)一致団結することが対プーチン対策としては非常に重要だとも述べていました。トランプを一応持ち上げることは忘れないメローニ首相です。

 

とにかくトランプが何をしでかすかわからない、場合によってはプーチンの言いなりになってウクライナ抜きに決着をつけかねないという心配はずっとあって、今回のヨーロッパ首脳のホワイトハウス会談への参加はその懸念がとても鮮明に示された例だと感じました。

 

ニュースでトランプの顔など一瞬でも見たくありませんが、ヨーロッパが何を考え行動しているかは常に注意を払っていたいと思います。

 

ほぼ日カズンの8月13日の今日の言葉に、エドワード・ホッパーのことが掲載されています。江崎聡子さんというアメリカ美術の専門家の話をほぼ日のHPで読むことができます。私の一番好きな箇所は以下の通り。

 

 

 
Nighthawks(1942)が有名で、私は以前からホッパーの絵に関心を持っていました。
 
江崎さんによれば、ホッパーは「やりすぎない、そこで止める」技量を持っており、「足し算でなく、引き算の世界。余白を作るためにわざと抑さえる」技術に優れた画家だと言います。ホッパーが生きた当時のアメリカ美術については江崎さんの記事に詳しく書かれています。
 
なるほど。
 
絵の中のこの人は何を考えているんだろう、とか、この構図で何を表現したかったんだろうとか、いろいろと想像させられます。不思議な世界だと常々思っていました。
 
上記webサイトに掲載されている絵の中で、House by the Railroadという1925年の作品を初めて見ましたが、作品解説はともかく私自身がこの絵を見て感じたのは、Georgio De Chiricoの絵を見た時の不思議な感覚と同じものでした。De Chiricoの形而上的な世界と共通するものがあるのでは、などと勝手に思っています。
 
日本ではゴッホやピカソやモネが有名で、アメリカ近代美術はあまり知られていないと江崎さんは言います。でもモネは以前からそれほど好きでなかったのですが、最近ゴッホやピカソもそんなに素晴らしいのかな、などと思っています。ゴッホは色使いから構図からなんだか頭の中が歪められるみたいでちょっと・・・ピカソもキュビズムもシュールレアリズムも本当に凄いのかななどと感じています。それから、マティスも切り絵はいいかもしれないけれど、彼の描く絵は色は綺麗だけれどあまり上手とは言えない(???)
 
いずれにしてもホッパーについては、江崎さんの書かれた『エドワード・ホッパー作品集』が面白そうです。
 
ほぼ日の今日の言葉は、時々私の世界を広げてくれるのでありがたい存在です。
 
 
 

 

暑さが続くとやる気というのも無くなっていくような気がしています。

 

今日は大好きなプールに行きましたが、いつものように力が入りません。前に進まないのです。相当疲れているのでしょうか。

 

そういうときにムキになって前に進もうとすると、かえって進まなくなってしまうものです。だから力を抜くというのが良いのかなと思いながらぷかぷかと浮いていました。

 

以前、羽鳥操さんの『野口体操ふたたび』という本を読んだときになるほどと思ったことがあります。その本には「力を抜けば抜くほど力が出る。(身体の)柔らかさとは、変化の可能性の豊かさである。」というような箇所があって、目から鱗が落ちたような感じがしました。

 

私の記憶が正しければ、野口体操は、戦前は兵士たちのための体操として考案されたそうですが、戦後になると藝大の学生たちのための体操、身体の使い方へと進化しました。芸術家たちが身体をどうやって使ったら良いかというのは、なかなか良い視点だなあと思って読んでいました。

 

それで一番記憶に残っているのが、力を抜けば抜くほど力が出るという言葉なのです。

 

似たようなことは他の人も言っています。絵本作家の荒井良二さんは、良いアイデアが出ない時は「力を入れずに頭の中をらくにする」とどこかで言っていました。

 

力を抜くということを日頃から意識して生活したいと思うこの頃です。