◾️アラン・ホールズワース参加作品
Artist:The New Tony Williams Lifetime
Title:Believe It
Year:1975
アラン・ホールズワースがソフト・マシーンを脱退して入った時のジャズの巨匠トニー・ウィリアムスのバンドはどんな音だろう、と興味を持って聴いてみました。
『Believe It』と次作『Million Dollar Legs』(1976)とのカップリングアルバムがサブスクにありました。
ただし、サブスクにはボーナス曲(2曲のうち1曲はホールズワースの作)が入っていません。
(結局CDも買いました)
自分がホールズワースを聴いたのはブルフォードとUKからですから、その前はどんな演奏をしていたのだろう、という興味も湧きました。
バンドはジャズではなくて随分ロック寄り、言わばクロスオーバー風のサウンドです。良い感じ。
日本ではフュージョンと呼ばれる前ですね。
M2の「Fred」(ホールズワース作)で速弾きのソロを演っていますが、この曲はどこかで聴いた気がする・・・と思ったら、和田アキラさんがプリズムのデヴュー・ライヴアルバムでカバーしていた曲でした!
当時アキラさんが聴いていたということですね。まだ若かったのに渋いなあ。(プリズムのデビューライヴではアル・ディ・メオラの曲も演っています)
アルバム全体では緊迫する演奏もありますが、ゆったりしたグルーヴの曲もあります。
次作も聴いてみましたが、ジャケ写のイメージどおり、もっとファンキーなサウンドに変わった曲も入っていました。
良いギターは弾いていますが、2作目の方向性はホールズワースのイメージには合わないと思うので、ブルフォードやUKに移って正解でしたね。まあ自分の勝手な考えですが。
最初のUKが続かなかったのはやはり残念です。
1976年9月のライヴ盤の方はサブスクにはありませんでしたが、こちらにも興味が湧きました。
「Fred」Live
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