2024年5月30日

By Allison Rapp(Ultimate Classic Rock)


エリック・クラプトンが、ロジャー・ウォーターズの率直な政治的見解を支持すると表明した。


ウォーターズはコンサートでの反ユダヤ主義的な発言や行動で、何年にもわたって何度も非難されてきた。

2023年にはベルリンでの公演でナチスのような衣装を着用したことで批判を浴び、ドイツ警察の捜査が入った。

さらに、ドイツのフランクフルトでのコンサートは中止されそうになったが、最終的には出演が許可された。

また2023年、ウォーターズは米国務省から非難された。

同省は、このアーティストには 「反ユダヤ的な表現を使った長い実績がある 」と述べている。


ウォーターズは、パレスチナにおけるイスラエルの活動に長年反対しており、彼の不満はユダヤ教ではなくイスラエルにあると述べ、批評家たちを「私のような人間を沈黙させるために反ユダヤ主義という言葉を乱用している」と非難している。


最近ではウォーターズは反ユダヤ主義に反対するキャンペーンが制作した『The Dark Side of Roger Waters』という新しいドキュメンタリーの題材となり、今年初めには、U2のコンサートでボノがハマスによる2023年10月7日の超新星音楽祭襲撃事件の犠牲者に敬意を表した発言を厳しく批判した。


ウォーターズは、「あなたの意見はシオニスト団体を擁護するものであり、とても嫌悪感を抱かせるものであり、品位を下げるものであると言わなければならない。彼が数週間前にラスベガスのスフィアでダビデの星について歌ったことは、私の人生で見た中で最も胸糞の悪いことのひとつだった」と語った。


最近、公の場での発言で非難を浴びているもう一人の人物であるクラプトンは、最近、アーティストに 「音楽に専念しろ 」と促す人々についての意見を尋ねられた。


「私は『すべき』という言葉にあまり反応しないんだ。単に腹いせというだけでなく、私の生き方に口を出すのは誰なんだ?私は彼らに干渉しない」


彼は続けて、ウォーターズを仲間に引き入れた。

「私はロジャーを愛している。私たちは兄弟で、彼は自分の道を突き進む。彼が泣きながら窓の桟に座って、『マンハッタンの朝なのに、また涙が出てきた』と言っているのを見たことがある」


クラプトンにも扇動的な発言の過去があり、その歴史は数十年前に遡る。

1976年、目に見えて酔っていた彼は、ステージ上で偏見に満ちたスピーチを行い、結果的に「人種差別反対ロック」という運動に火をつけた。

最近では、コロナワクチンの 「プロパガンダ 」について声高に主張し、パンデミックによって引き起こされたロックダウン法に関して英国政府が下した決定の多くに反対している。


2021年、ギタリストは予防接種の証明を必要とする会場での公演を拒否すると表明し、差別的行為だと訴えた。

2023年、スティーヴン・スティルスと組み、物議を醸したロバート・F・ケネディ・ジュニア候補の大統領選挙キャンペーンの資金集めに協力。

ケネディはワクチンについて、自閉症を引き起こす可能性があるなど、虚偽で誤解を招く主張をしている。


「音楽は癒しだ。その領域でどのように行動し、人々を不快にさせないように責任を持つかについて考えるシステムがあると私は信じている」とクラプトンは続けた。

「多くの人は、私やロジャーが言ったことを守るなんて思っていない。さっき言ったように、私は愛と平和と自由のために、希望のメッセージを背負っているんだ」


出典:(必ずしも記事の趣旨に賛同するものではありません)

https://ultimateclassicrock.com/eric-clapton-roger-waters-politics/


◾️コロナワクチンの二回接種で死にかけてワクチンの危険性を歌で訴えたクラプトン。その彼を「反ワク」と非難したブライアン・メイ。

🇺🇦政権の擁護と徹底抗戦・戦争継続を歌ったギルモア。一方で戦争の背後に蠢く「真の悪」を非難し、NATOの戦争支援に反対したウォーターズ。


モノトーンのマスコミと言論空間に占められているわが国では二人の主張はあまり理解されることはないでしょう。

しかし「反ユダヤ」だとロジャーを非難しても、「壁の中の虐殺」は正当化できませんし、何よりも止めることはできません😭



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