■ウォーターズのインテリジェンス



ピンクフロイド(デヴィッド・ギルモア)が、4月に新曲「Hey Hey Rise Up」を発表したことをご存知の方も多いでしょう。

「さあ立ちあがろう、勝利の喜びを」とウクライナ戦争への支援と戦いへのシンパシーを歌っています。




一方ロジャー・ウォーターズの方は一味も二味も違いました。

先日CNNに出演した彼は、非常に本質的な核心を突いていて、さすがに賢くて鋭いなと思いました。

バイデンやNATOを非難するロジャーは、「あなたは侵略された側を責めているのでは?」「逆ではないか」と問われて、「いつ戦争が始まったかよく調べて考えろ」と答えています。


果たして彼は変人か?


あのCNNがよく放送したな、と思いましたが、ウォーターズはミュージシャンなので、たかを括っているのでしょう。

彼の主張は、マスメディアのモノトーンに支配された現在の言論空間の中では一般的な理解と共感を得るのは難しいかもしれません。

しかし彼は戦争に勝つことよりも、人命と平和の方を重要視していることが分かります。


ポリティカルなテーマを書くブログではないのでこれ以上は言及しませんが、「単純浅薄なギルモア」と「思慮深いウォーターズ」の対比が際立ったと思いました。

二人のイメージどおりでした。

こりゃ気が合うはずもありませんね。


間違いなく少数派だと思いますが、デヴィッドよりロジャーを支持します。

(台湾に関しては同意できませんが)