◾️ロイネ・ストルトの作品



Artist:Fantasia

Title:Fantasia

Year:1982


1979年に『ファンタジア』というソロアルバムをリリースしたストルトは、その後Fantasiaという名称のバンドを結成し1983年頃まで活動します。


ロイネ・ストルトがプロデューサー業やエンジニアを多く行っていた80年代の活動や参加(プレイ)作品の情報は少ないですが、本作はバンド名義でリリースされた唯一のアルバムで、クレジットによるとストルトがElectric Guitar, Organ, Synthesizer, Piano, Acoustic Guitar, Harpなどを演奏しています。

レアなLPのみのリリースでアルバムを所有していませんので、サブスクで聴きました。



ロイネ・ストルト以外のクレジットがありませんが、ソロアルバムではありません。参加メンバーがよくわかりませんが、弟のマイケル(ベース)とHåkan Hultman(ドラムス)が参加していると思われます。


リード・ヴォーカルはロイネ・ストルトではありません。おそらくRobert Zimaが歌っています。音を聴く限り、この頃までバンドに在籍していたと思われる Per Andreasson(キーボード)とHans Bruniusson(パーカッション)はアルバムの制作には参加していないと思われますが、正確な情報は不明です。


【追記】

録音メンバーがわかりました。

Members :

Roine Stolt (vocals, guitar)

Mats Löfgren (vocals)

Michael Stolt (bass)

Håkan Hultman (drums)

Thomas Arnesen (guitar)


1979年のソロアルバム「ファンタジア」には残っていたプログレ風味は消失し、完全に凡庸な歌モノのポップ・ロック・アルバムになっています。

その後ストルトが取り入れた80年代に流行したフュージョン・サウンドやディスコサウンドはまだ有りません。


スウェーデン語で歌っているので歌詞の意味がよくわかりませんが、曲のタイトルを見る限りプログレな雰囲気は皆無です。ストルトのギターもB3、B4あたりで少し目立つ程度でした。


Track Listing:

A1.Vindarna Vänder(風は変わりつつある)

A2.Din Cigarett(あなたのタバコ)

A3.Eva(エヴァ)

A4.Revansch(復讐)

A5.Vin Kvinnor Och Snabba Bilar(ワイン女と速いクルマ)

B1.Nu Kommer Jag Tilbaks Till Dig(今君に戻る)

B2.Ända Mot Ända(エンド・トゥ・エンド)

B3.På Fötter Igen(立ち直る)

B4.Läder Och Lack(レザーとラッカー)



関連記事