■ちょっとお粗末な編纂も?
ジョン・ウェットンのボックス・セット『AN EXTRAORDINARY LIFE』に収録されている未発表音源集「レアリティーズ」2CDから見覚えのある曲を聴いてみました。
①「Raven」
『iCon 3』の収録曲だ!と思いましたが、聴いてみたら別の曲でした。歌詞も全然違います。
何故「Raven」だと思ったのか?
②「Walking On Air」
『Voice Mail』収録曲だと思いましたが、違いました。『Wetton Downes』(iCon Zero)収録の方でした。イントロが長くなっています。
③「Deya」
再結成エイジアのアルバム『Phoenix』収録曲ですが、これ明らかにスティーヴ・ハウの演奏(アコギ・インスト)なので、ウェットンの作品に入れるのはどうなのよ?と思いました😅
元曲がウェットンだからかな。
④「Water Is Wide」
ギター弾き語りの曲。これは聴いたことがあります。『Live Via Satellite』という衛星放送ラジオのスタジオライヴ盤で演奏していました。
そっくりなので、ひょっとしたら同じテイクかも??だとしたら間が抜けていますね。
トラッドソングのようです。
⑤「Raised in Captivity」
ビリー・シャーウッドがプロデュースしたアルバムのタイトル曲と同じ曲名なのですが、間違っています。
この曲はアルバム『Voice Mail』の冒頭の曲で、「Right Where I Wanted To Be」という曲でっせ、旦那。
尺は既発表曲より短いですが、内容は大差ありません。きっと歌詞に惑わされたんでしょう。
アーカイヴィスト頑張れ!
⑥「Gipsy Soul」デモ
デモというより既発表曲のベーストラックに近いです。一聴してギターソロがまだオーバーダブされていないのがわかります。
⑦「Wasted Time」
この曲は聴いたことがあります。
1986年に「John Wetton & Friends」名義でライヴ演奏されたことがあります。
その時のメンバーは、John Wetton, Robin George, Carl Palmer, Don Airey, Phil Manzaneraの5人でした。→ライヴ演奏ではなく、ライヴ盤収録のスタジオ録音でした。音圧がかなり違いますが、同じ録音だと思います。
サビの一部が「Make It Easy」に少しだけ似ています。
https://www.amazon.co.jp/Asia-Marquee-London-Live-86/dp/B0C7HJQTDP
不思議だったのが「Adagietto」。
キーボード主体のインストで、本当にウェットンの作品なの?と思いました。まあこの手のイントロの曲は複数ありますけどね。
■カセットテープの修復に一生懸命で記載されたデータもなくて、リスニングがイマイチだったようですね。出たものは仕方がないけどね。
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