■ちょっとお粗末な編纂も?



ジョン・ウェットンのボックス・セット『AN EXTRAORDINARY LIFE』に収録されている未発表音源集「レアリティーズ」2CDから見覚えのある曲を聴いてみました。


「Raven」

『iCon 3』の収録曲だ!と思いましたが、聴いてみたら別の曲でした。歌詞も全然違います。

何故「Raven」だと思ったのか?


「Walking On Air」

『Voice Mail』収録曲だと思いましたが、違いました。『Wetton Downes』(iCon Zero)収録の方でした。イントロが長くなっています。


「Deya」

再結成エイジアのアルバム『Phoenix』収録曲ですが、これ明らかにスティーヴ・ハウの演奏(アコギ・インスト)なので、ウェットンの作品に入れるのはどうなのよ?と思いました😅

元曲がウェットンだからかな。


「Water Is Wide」

ギター弾き語りの曲。これは聴いたことがあります。『Live Via Satellite』という衛星放送ラジオのスタジオライヴ盤で演奏していました。

そっくりなので、ひょっとしたら同じテイクかも??だとしたら間が抜けていますね。

トラッドソングのようです。


「Raised in Captivity」

ビリー・シャーウッドがプロデュースしたアルバムのタイトル曲と同じ曲名なのですが、間違っています。

この曲はアルバム『Voice Mail』の冒頭の曲で、「Right Where I Wanted To Be」という曲でっせ、旦那。

尺は既発表曲より短いですが、内容は大差ありません。きっと歌詞に惑わされたんでしょう。

アーカイヴィスト頑張れ!


「Gipsy Soul」デモ

デモというより既発表曲のベーストラックに近いです。一聴してギターソロがまだオーバーダブされていないのがわかります。


「Wasted Time」

この曲は聴いたことがあります。

1986年に「John Wetton & Friends」名義でライヴ演奏されたことがあります。

その時のメンバーは、John Wetton, Robin George, Carl Palmer, Don Airey, Phil Manzaneraの5人でした。→ライヴ演奏ではなく、ライヴ盤収録のスタジオ録音でした。音圧がかなり違いますが、同じ録音だと思います。

サビの一部が「Make It Easy」に少しだけ似ています。

https://www.amazon.co.jp/Asia-Marquee-London-Live-86/dp/B0C7HJQTDP



不思議だったのが「Adagietto」

キーボード主体のインストで、本当にウェットンの作品なの?と思いました。まあこの手のイントロの曲は複数ありますけどね。


■カセットテープの修復に一生懸命で記載されたデータもなくて、リスニングがイマイチだったようですね。出たものは仕方がないけどね。


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