中国笛子レッスン第11回目~洞簫独奏「陽關三疊」 | 私の笛簫日記

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笛と洞簫の練習の進捗状況と、練習の傍ら聴いて感動した奏者の方の素晴らしい演奏を記録しておきたくてブログをはじめました。篠笛の素朴な味わいのある音、中国笛子の澄んだ美しい音、洞簫の渋い古典的な音に心惹かれています。

今日は小春日和で笛吹日和でした。笛子と洞簫のレッスンへ行って参りました。

まずは「採茶捕蝶」を笛子と洞簫で吹いて先生に聴いていただき、その後新しい曲をいただきました。


嬉しいことに、憧れの古曲「陽關三疊」ではありませんか。(別名「陽関曲」「陽関」とも。)これを洞簫・音作5でゆっくり吹きます。有名な琴の曲ですが、洞簫の奥深い音色にもよく合います。


「陽関三疊」はお別れの時に歌われ奏された曲らしいです。歌詞は王維の七言絶句「送元ニ使安西」です。唐代に琴の曲にアレンジされ、梨園で広く歌われたといいます。でもその曲は宋代に失われたとか。かの蘇軾も原曲を見てコメントを残しています。もっとも現存の楽譜で最も古いのは1491年に編纂された『浙音釋字琴譜』で、唐代にアレンジされ蘇軾も見た原曲とは異なります。それでも古いですけれどね。


「陽関三疊」の洞簫の独奏をYouTubeの動画で探しました。こちらをどうぞ。