声帯手術なしでボイストレイニングだけでも女声になれるんじゃない
声の低いMTFさんの中では❝ボイストレイニング(音声訓練)だけでも女の高い声を出せるから手術はしなくて結構!女声でずっと生活できるよ❞と思う方も多いかもしれません。
実際、ブログやYouTubeにも女声を出せる発声法、声を高くするボイトレ方法などがたくさん上がっています。
しかし、以前(https://ameblo.jp/yesonvc/entry-12527611677.html)にもお話したよう、1000名以上のランスジェンダー患者様の音声を分析した結果、このような無理なトレイニングは発声障害に繋がる道になりかねません。
❝それでも手術なしで過度に筋肉を使わず、女性の声を出すことができる
魔法のようなボイストレーニング方法
がどこかには実在するのではないか?❞
とイェソン音声センターのキム院長に直接聞いてみました。専門医の意見をどうぞ!
キムヒョンテ院長:声帯の変化がない状態、つまり男性の声帯を持って女性の高い音域を作り出す為には無理で過度な発声器官の変化が必要です。つまり、喉頭筋肉と咽頭筋肉の過度な収縮を発生させて女性の発声器官と似たような形にしないと音は上がらないのです。
ですがこのような発声自体が患者様の発声障害を誘発し、後には更に深刻な声の障害が生じるようになります。なので声帯に負担をかけるボイストレイニングをする前に声帯自体を女性のものに変えたら無理しなくても適切な訓練だけで自然な女性の声を持つようになります。
整理するとですね、自分が持っている声帯の形(長さ、太さ、緊張度)に合った発声法の訓練こそが「正しいボイストレイニング
」で、手術なしで自分の声帯の形に合わない発声を真似するだけの発声法は声帯の形を無視して無理に合わせているだけのことで「いいボイトレ」とは言えないとのことです。
特に専門知識を持つ医者や音声治療士ではない一般人(ユーチューバーを含め)の動画などを真似し続けると発声障害を招くことになります。
じゃなんで声帯手術しても音声訓練(リハビリ)は必要だと言うの?それで自然な女声になれるってことは手術じゃなくてただ音声訓練が効果的なんじゃないの
❝声帯を女性のものに変えたのに、なんでそれでも音声訓練が必要なの?手術した甲斐がないじゃん!❞って思う方もあるかもしれません。
本当に手術の意味はなく、手術後に行われるボイストレイニングだけが声を高くするのでしょうか?
それは違います!
イェソンの声を高くする手術は他の声オペ(甲状軟骨形成術IV型)と何が違うの?保険できる?
上記の書き込みの通り、女性の高い音域には❝短く、細く、張っている状態❞
の声帯ではないと到達自体が不可能です。
声帯手術は声を高くする為に必要なもっとも「基本的な条件」が備わる過程です。
ここにボイストレイニングを追加する理由は「以前の発声習慣を無くして高いだけではなか自然な女声を出す」為です。
手術で声帯の形は女のものになったとは言え、過去の力が入って息漏れが多い間違った発声習慣(主に手術前無理して高い声をだそうとする癖からこのような習慣が生じます)を維持すると共鳴腔の変化がなく、音は高いが、女性ではなく男性の共鳴声を出す事になります。
共鳴腔の変化?共鳴腔とは何?
共鳴腔(きょうめいくう、きょうめいこう)とは、体の中にある声帯の上の、声が反響する空洞部分の事です。
声は声帯が振動を起こすことで作られ、共鳴腔で共鳴する事で大きくなります。 共鳴腔として特に重要なのは、「咽頭腔」、「口腔」、「鼻腔」の3つです。
共鳴腔は声の音質や音色を決定する部分ですが、特に咽頭腔はそれにあって最も重要な共鳴腔です。この部分は筋肉の調整次第で空洞の大きさを調整することができます。
つまり声帯手術で声帯を女性化させて「高い音が出せる基本環境」が作られたのなら、その以降は
音声訓練で従来の共鳴腔も女性のものに近く変化させて適応して「自然な女の音質」を作らないといけないのです。
この訓練なしで単に声帯手術だけをしても男性の共鳴腔は以前のままで、音は高くなったのにも関わらず男の音質がまだ残っているように感じることがあります。(音声訓練を全くしてなかったら、実際周波数は上がっていても、声が高くなってないと感じる可能性もあります)
逆に声帯手術をしてなかったら、どんだけ女性の共鳴腔を作る音声訓練を頑張っても声帯の形が女性のものではないので変な音質になってしまいます。
もうちょっと分かりやすく説明してみます。楽器の演奏を想像してみてください!
あなたはギターの演奏者です。ですがある日❝バイオリンの演奏者になりたい!❞と思いました。
一番最初にやるべきことは?もちろん持っているギターをバイオリンに変えることです。それが声帯手術です。
しかし、バイオリンを持ったとしても、ギターを演奏する感覚でバイオリンを弾くとバイオリンの音は出せるがそれは「美しいバイオリン演奏」にはならないはずです。
ギターをバイオリンに変えるだけではなく、演奏方法もバイオリンに合うものに変えないといけないんです。
最初は初めてのバイオリン演奏なので難しく意識して弾かないと上手く音を出せないかもしれません。でも段々慣れて完全に適応できれば、❝今からバイオリンを弾くぞ!ギターではないよ!❞と意識しなくても自然にバイオリンを演奏できるがずです。同じように共鳴訓練に慣れれば❝今から女の声で話すよ!男声ではないよ!❞と意識せず話しても普通に自然な女声が出ます。
このように新しい声帯に上手く適応する為には、個人の努力はもちろん、非専門家ではない専門音声治療士や医師
から指導を受けることが大事です。
イェソン音声センターでは患者様に自然な発声法だけではなく女の共鳴腔を作る為の共鳴訓練もお教えします。
手術後帰国なされた後も1対1で経過の確認及び音声トレーニングコーチングをさせて頂きます。
もちろんこれら全部音声女性化手術パッケジ費用に含まれているので追加費用は発生しません!
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