性同一性障害(GID)の診断を受けてる人の中でもFTM(女性から男性へ性別移行を望む人)はホルモン治療を受け続けると声が男性並みに低くなります。ですがMTF(男性から女性へ性別移行を望む人)の場合はすでに声変わりが終わってホルモン治療だけでは声は変わらないので、声パスが難しいという悩みをお持ちしった方が多いです。

 

 

声を変える為に普段から個人的に練習したり、 女声の出すボイストレーニングを受けたりしてなるべく高い声を出して生活してらっしゃる方も多いと思います。でも実はそれはとても良くないことです!アセアセ

 

 

なぜなのかを説明する前に、まず声とはどうやって出すのかから説明しますね。音譜

 

実際に振動する声帯をとった映像

 

声を出す時に使用される器官である声帯はV字型の筋肉です。 鼻腔(鼻の中)を通った空気が振動している声帯(1秒に約300回の速さの振動!)を抜け出る時、音が作られるのです。その際に声帯両方の筋肉が振動しながら接触するんですが、その接触の様相によって声の有様も変化するのです。

 

 

声帯は筋肉なので、どのように声帯を接触するかを私たち自身でコントロールができます。だから敢えて高い声や低い声をだしたり、囁く声や大声をだしたり、モノマネをしたりすることができるのです。ただ、こうやって意識して特定の声を出すには声帯にたくさんの力(圧力)を入れる必要があります。

 

声帯は2cm前後のとても小さい器官です。なので長さの差が数mmでしかなくても高さが大きく変化します。

 

もちろん自分の努力だけでは何とも出来ない部分もあります。声帯自体の形がそうです。声帯が長くて太ければ(男性の声帯)低い周波数の声が、声帯が短くて細くて薄ければ(女性の声帯)高い周波数の声が出るのですが、ここから生じる高さの差は筋肉の調節だけでは変えられないのです。

 

ハート 音符 ハート 音符 ハート 音符 ハート 音符 ハート 音符 ハート 音符 ハート 音符 ハート 音符

 

ここまで基本的な声に関する説明でした。

理解して頂いたでしょうか?それでは本題に入りますね!

 

私たちが意識して声帯や体に力を入れず、楽な状態で話す時、声帯全体が接触しながら出る声を「地声」といいます。そして地声を出した時に出た音声の周波数を「基本周波数」といいます。一般男性の平均的な周波数は約100~150HZ程度で、一般女性は200~250Hz程度です。50~100Hzの差があり、男女の音域は確実に異なるということです。

 

 

逆に意識して高めの声を出す時の「裏声」は、声帯が完全に接触されず振動しながら出る声のことをいいます。MTF,ニューハーフの人もこの裏声の使用で女性の音域に近い180-190Hzの声をなすことができたりします。ただ、裏声を出す時は声帯筋肉に圧力がかかり、体も緊張しやすいです。

 

 

【イェソン音声センターのキム院長の放送映像】 モノマネもやり続けると危険

実際声優さんの中でも声の疾患で苦労するひとが多いです。

 

一時的に裏声を使うのは大丈夫ですが(例えばモノマネをするとか)、持続的に自分の基本周波数から外れた音域の声を出し続けると声帯筋肉に無理が掛かります。無理に女性の声のように上げようとする習慣により、声帯の筋肉が過度に動き痙攣が現れたケースも多いです。

 

 

【イェソン音声センターのキム院長の放送映像】1000名以上の患者様の声を分析した結果

 

また、裏声では声の適切な調節が難しく安定的な発声ができません。なので声が震えたり、発音が不正確であったり、なんとなく男性の声のように認識されたりします。それだけではなく、声帯結節や声帯ポリープなどの疾患の原因になる可能性もあります。

実際、ほとんどの性転換された患者様(MTF)にすでに声帯の痙攣が現れています。ガーン

裏声を出し続けている人は、自分の音声を録音して確認してみるといいですビックリマーク

 

 

 

流れ星 説明がながくなりましたので一度整理します。流れ星

 

つまり、人それぞれには(主に生まれつきの性別によって)決められた声帯の形があり、その形に合う地声の発声法があります。

声パスがしたい! 女声を出したい!!といって長くて太い男性の声帯を持ったにも関わらず無理に女性の発声法を使い続けると声帯に無理が生じます。

 

自分では「もう慣れてるから別に辛くない」と考えておられる方もあるかもしれませんが、習慣になったとして声帯に力が入れないわけではありません!実際にイェソン音声センターに来られるほとんどのMTF患者様の場合、発声の際声帯痙攣と息漏れが見られて、話すときに他の人の何倍のエネルギーを消耗していました。それらを直すには手術と共に薬物の治療と音声治療が必要です。

 

 

星 本当の声パスがしたい、パス度上げたいとお望みならば、ボイストレーニングで発声法だけを変えるのではなく、声帯の形自体を変える過程が必ず伴わなければなりません。星

 

声帯短縮術で男性声帯から女性声帯に声帯の形を変えた以降にも、手術前に力を入れて裏声を出す発声法に慣れてしまった方はすぐ地声の自然な発声法に適応するのが難しいかもしれなせん。でも薬物、ボトックス、音声治療及びトレーニングを重ねて自然な一般女性の発声法に適応出来れば意識しなくても高い声が出せます。もちろんそれらすべてをイェソンでお手伝いしています。

 

 

他の音声女性化手術に比べた声帯短縮術の長所は?

上矢印他の手術方との違いをもっと知りたい人はこちらへ
 

他の音声女性化手術である輪状甲状軟骨接近術甲状軟骨声帯縮小術とは違って、還元な修復後は女声で歌も歌えるし、声帯自体が女のものなので咳、くしゃみ、しゃくりをするときも女のトーンです!どれだけトレーニングをされても声帯自体が男のままでは意識してない時や酒を飲んだり煙草を吸ったりして筋肉が緩んだ時、または 咳、くしゃみ、しゃくりをする時に思わず男性のトーンが出てしまうのです。

 

 

お声はお顔と同じく第一印象を決める大事な手段であるとイェソンも考えています。実際に、顔つきと身なりは女性であっても、低い声で女性での生活や仕事に困難が生じて悩んでいる方も多いです。たとえ、意識して女性の声を出してもそれが「自然で聞きやすい良い声」でないといい印象は与えづらいかもしりません。

 

ただ高いだけの声じゃなくて、女らしく自分の声帯の健康も守れる声になるには「女性の声帯 X 自然な発声法」の組み合わせが必要です。その条件が備えて初めて本当の声パスが出来ると思います!

 

 

患者様から頂いた手紙ですラブラブ

 

今まで来られて手術された患者様から、「声が変わって、生活も変わった」のような経験談をメールや手紙をもらった時、やはり一番嬉しいです!イェソン音声センターでは手術前のお問い合わせ段階から患者様の状態を把握する為に音声録音ファイルを分析させて頂いています。心配になさる部分や気になる部分、知りたい部分があればメールでいつでもご相談ください!

 

声は人生にとって顔と同じくとっても重要な部分であり、声が変わるだけで生活と人生が変化するといっても過言ではありません。副作用や失敗なく手術する為には、切開なしで声帯自体を女性のものにし、声帯機能には損傷を与えない声帯短縮術を選ぶべきです。1-2ヵ月の声の使用制限がきついと思う方もいるかもしれません。でも長い人生ですっど使っていく声を本当に綺麗な女声に変えられると思うなら十分耐える価値はあると思います!

 

 

すぐに手術を決める必要はありません!十分調べて考えてから決めるべき手術です。でも生活、仕事の範囲まで広げられる声の変化をもたらしたいお望みがあるならば、その調べは今からすぐ始めるべきです。

 

下差し他の情報記事も是非みてくださいね!下差し

イェソンの声を高くする手術は他の声オペ(甲状軟骨形成術IV型)と何が違うの?保険できる?

声帯手術なしでボイストレイニングだけでも女声になれるんじゃない?


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