マリー・アントワネット(2025)
マリー・アントワネット役 : キム・ソヒャン
マルグリット・アルノー役 : チョン・ユジ
フェルセン伯爵役 : ドヨン(NCT127)
ずっと気になってた「韓国ミュージカル ON SCREEN」、3作品めにしてようやく挑戦してきました〜
平日だけどしっかり埋まってた
ミュージカル初心者&歴史の知識全くない人だけど、感想を残してみようと思います。
ストーリー
時は18世紀フランス、パリ。
王妃マリー・アントワネットは宮廷での豪華なパーティーに明け暮れ、恋人のフェルセン伯爵とも束の間の逢瀬を楽しんでいた。
ある日貧しい平民の娘マルグリット・アルノーが舞踏会へと乱入し国民の窮状を訴えるが、貴族たちは耳を貸そうとしない。
民衆の怒りはやがてフランス革命へと発展していく...
感想
マリー・アントワネット、激動の時代に翻弄されながら孤独の中で気高く生きた人だと思った...
心揺さぶられるっていう表現がしっくりくるような感情でした。
冒頭からウルッ
革命によって処刑されたあとの世界から始まり、フェルセン伯爵が彼女の人生を回想していきます。
政略結婚のためわずか14歳でオーストリアからフランスへ渡り、覚えたてのフランス語だけを持って王妃の座についたマリー・アントワネット。
孤独を埋めるように贅沢の限りを尽くした生活を送ります。
宮殿での豪華絢爛たる舞踏会
そこに突如現れた平民の娘マルグリット・アルノーは、貧しさに苦しむ国民の現状を訴えます。
「パンがなければケーキを食べれば良い」
国民の生活には一切興味を示さず、嘲笑する貴族たち...
舞踏会のあと、恋慕いあう2人
彼だけが唯一、少女のように無邪気で陽気な彼女の魅力を知る人だったのかな...
王宮という檻の中でただ彼を待つことしかできない運命を嘆き歌う姿に胸が締め付けられるけど、私には王妃としてのプライドを全うする姿がもっと印象に残っています。
繁栄の影に潜む国民の怒りと絶望
その後も政治への不干渉を貫く王妃
アメリカの独立を目の当たりにし、「時には法や銃より信念が強いこともある、フランスは今変わるべきだ」と訴える伯爵。
それでもなお「私を見て、愛して」と。
絶対王政を信じて疑わない王妃にとっては、目先の幸せを掴むことが最優先です。
ついに国民が暴徒化し、宮殿を襲撃
貧困と不条理に抗うマルグリットと、王妃マリー・アントワネット。
お互いそれぞれに守るものがあって、正反対の運命を背負って生まれた2人の人生が交わっていく過程を面白く観ました。
そして消極的で臆病な夫ルイ16世の存在
自分は無能な王だと諦め、「鍛冶屋になって平凡な人生を歩みたかった」と息子を抱きながら心の内を歌う彼。
正直夫としても父親としても欠けた人だとずっと思っていたけど、この人も時代の被害者なのかな...
逃亡を試みるも失敗、幽閉される王家
国民の生活を顧みない贅沢な暮らしや浪費、愛人がいたことも全部事実だけど、子供や夫に対して愛情のある人だったから最後まで憎めなかった...
ゴージャスな衣裳やセット、舞台装置、どれも驚きと感心の連続で大満足なミュージカルデビューだった!
この回転する傾斜台?が本当にすごい
そしてオーケストラ...
指揮者が唯一舞台の上と下を同時に見ることができて、直接顔を合わせない二つの演者たちを操る姿がめちゃくちゃカッコいいと思いました。
王妃と伯爵、違う時代に違う世界でまた再会しますように。
キャスト
ミュージカル俳優の標準がこれですか?!
圧倒的歌唱力&表現力が凄まじいのもそうだけど、迫力のシャワーみたいものを浴びまくった気分です。
その中でも特に、キム・ソヒャンさん
言葉にできないほど凄まじかった!
あとがき
韓ドラオンニの方々と繋がりたくて始めました!!
EXOオルペンのセカイちゃんオタクです♡
ヨボセヨ
































































































































































