一方通行じゃないから。 | yotaのブログ

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羽生結弦選手を始め、フィギュアスケート競技のファンです。
選手は全員リスペクト。
イメージ先行のど素人フィギュアスケート観戦術。
フィギュアと関係無いことも。つれづれ日記です。

幕張から、神戸、そして新潟へ。
彼は、私たちとの会話を、常に大切にしてくれてた。

みんなが腹チラに湧いたら、胸までまくり上げて、
投げキスを求められてると思えば、日に日に回数が増えたし
あれだけ恥ずかしがっていた猫耳もつけた。

ありがとうございました!は時間差で、言葉を交わし合ってるかのようになり、
そしてその挨拶は肉声で、マイクを使わないのはずっと前から…。

この一言に万感の思いを込めて、この一言で、私たちと繋がろうと、
対話しようとしてくれてる彼。

たった9日の公演の中で、どんどん私たちの夢を叶えて行ってくれた。
羽生くん自身もそんな我々ファンの我が儘を聞きながら、
何かを得てくれてたらいいなと思う。(都合がいいかのう…)


本当に、SNSを通して会話をしているがごとく。


SNS子「ねぇ、今日のショー見たけど、もっとTシャツまくった方がカッコイイ気がした〜♡」

はにゅ「マジで??ww…確かに、悪いけど俺、腹筋割れてるけどな(ドヤ)」

SNS子「猫の設定なんだから、猫耳ついてない方がおかしいって!」

はにゅ「これやんの?これ付けんのだけは恥ずかしいんだよな…」

SNS子「プル様のこと、そんなにリスペクトしてるなら、真似しちゃえば?♡」

はにゅ「え!そんな俺でもお前、オッケーなわけ?メッチャNGかと思ってた…」

SNS子「ゆづがキャーキャー言われてるの見るの、誇らしいんだよ♡私は♡」


ってラインで会話してるカポー的な、胃もたれしない感じの軽め妄想に浸るyota 。


んで、結局、「しょ〜がねぇな〜…」(まんざらでもない)

みたいなね〜!♡

彼はきっとこんな風に思いながらツイとかブログとか…SNS覗いてた気がする。
…っていう、久々のyotaおばさんの妄想なのです。



ソチの直後、「無力感」を口にしていた羽生くん。

ずっと、平昌では誰かの為じゃなく、自分の夢の為に滑って欲しい。
そして今度こそ、金メダル取った瞬間に、屈託なく笑ってて欲しい。
そう思ってきたけど、その想像の中の君は、yotaおばさんの中の19歳の君だったんだよね。

22歳の君は、ずっと大人だ。

ソチでは誰かの為に頑張ったんだから、今度こそは誰かの為でなく、自分の為に頑張る、とは君は考えなかったんだよね。
君は絶対に見返りを求めないし、交換条件で栄光を得ようなどとも思わない…

もちろん、勝つ。そのために出来る事は全てやるし、全てを考え尽くすのだろう。
そのための選択の一つ「バラ1」。
その決意を報告してくれたファンタジー・オン・アイスだった。

そして「無力感」にも打ち勝つ。

yotaが、カミナリに撃たれた気がした、平成27年の絵馬の言葉。
「皆様の想いが私の背中を押してくれています。
心からの感謝を。
そして、皆様が皆様の幸せを感じられますように。」

この絵馬を書いてる番組を見て、
「彼はペイバックを望んでない、ペイフォワードしてって言ってる!」ってすごい衝撃を受けた。
本当に指先までビリビリするくらいに。本気で脳みそが痺れた。

その時、私は病気を抱えて病院のベッドが空くのを待っていた…4ヶ月間。
手術は決定事項だったから、それについて思い悩む事はなかったけど、体調はいいとは言えず…
それでも朝は来るんだよね。ゼイゼイしながら、まるでロボットみたいに自分の言う事を聞かない体を無理やり動かしていた。

当たり前だけど、時は無限にあるわけじゃない。
そんな事も、実感していた。

…遅々として進まない時間。…4ヶ月は、永遠に思えた。

そんな時のこの希望。この啓示。
「ああ…そうか。”私”が幸せを感じないとなんだ。
羽生くんは、私が”私だけの幸せ”を掴むことを望んでいる…」


ニースから見てきて、ファンとして羽生くんの事を考える事は多々あったけど、この時…
私の目の前が、ザッ…と開けた瞬間だった。
もちろんそれで、私の状況が変わったわけでは無いけれど…、
この時から私は、それまであまり考えたことのなかった、「自分の幸せ」を真剣に考え始めた。

彼の演技で、自分の人生を前向きに捉え、幸せを感じる人々が増える事、それが彼の幸せでもあるのだと、その方程式が私にも当てはまるのだと、理解したから。


そして今年の絵馬の言葉。
「全力で試合に臨めますように。
私が少しでも導きの光となれますように。」

ここに全てが書かれてる。
全力で自分の夢に向かうその直前、自分の背中を押してくれる存在と対話できるチャンス…
その貴重な9日間を、彼は、彼は…1秒たりとも無駄にしなかった!!

彼を光だと思う、日本の、世界の人々の希望を拾って拾って…
全部、全部、全部!!…貪欲に実行してくれた。

…それが、平昌オリンピック直前の、2017年のファンタジー・オン・アイス。

試合に勝つ。そして無力感にも勝つ!


「本当に去年は何にもできなくて…ここに戻ってこれて、僕の人生まだ少ないですけど、
今までの人生の中で、1番幸せな梅雨でした。本当に、ありがとうしか言えないです。
オリンピック優勝よりうれしいです!人生で1番幸せな日です」

全部、やりきったから。見える範囲のものは、全部心に受け止めて、そして放ったから。

…そして。もしこう思っていいなら。
それを、私たちに受け止めてもらえたって、羽生くんも感じてくれたから。
自分のしてきた事が、間違っていなかったと証明された瞬間…
羽生くんが、どんなに特別な人間であったとしても、充足感に満たされないわけがない瞬間!

だからこその、「オリンピックより」、だからこその「人生で1番」。

「去年の2ヶ月間は、(君らが望む事を)何も出来なくて
(君らに何も届けてあげられなかった事が)本当に辛かった」
なんて言っているところが、ほんとに彼らしいけれど…
※()内はyotaの妄想です。


このファンタジー・オン・アイスは、一方通行じゃないから。
だから、絶対に、どこかで世界に届けられなきゃいけないって思うよ。

あの素晴らしい筋肉を得意げに見せる彼が、戦いに向かう直前のこの9日間を。