太陽神(長岡秀星さんのこと) | 文鳥のひとりごと☆

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多分、80年代頃の洋楽ポップスやソウルミュージックファンなら、ご存知であろうイラストレーター長岡秀星さん。
もし、名前を知らなくても、アルバムジャケットを見たらきっとピンとくる筈です。
2015年に亡くなったのですが、そのときに、公式ウェブサイトもすぐさま閉鎖されました。
彼の作品を見るならば、過去に出版された画集を中古本で探すか、図書館で本を借りるとか、彼が手掛けたアルバムジャケットを探すくらいしかありません。
数年前に展覧会もありましたが、場所が遠すぎて行けず。


そんな、長岡秀星さんの作品をデジタルデータとして綺麗に復元して残し、デジタル端末から見られるようにしたいと、クラウドファンディングの記事を今朝知りました。
間もなく締め切りです。




笑ってこらえての初期の頃、ダーツの旅での話し。
たまたまスタッフが話しかけた人が長岡秀星さんで、数々の作品を披露。
たしか、長岡さんが高校生だったかのときに、たまたま彼の作品を見た企業の人から「先生」と呼ばれて、そしてイラストの依頼がありました。
企業の方が長岡さんに初めて会ったときに、もっとすごく年上の大人だと思われていた、というようなことを話していたと思います。
そのうちイラストレーターとして、海外アーティストのレコードジャケットも数多く手掛けて、そのときに、Earth, Wind & Fireのジャケットを紹介していました。
リーダーのモーリス・ホワイトとも、ものすごく懇意にされていたとかなんとか言っていたように思います。


『こんな凄い日本人が居るんだ!』
と、ものすごく衝撃を受けて、あとにも先にもこの番組で唯一覚えているエピソードになりました。
叶うなら、この映像を再び見てみたいなぁ。


フュージョン系のアーティストを辿っていった数年後には、70〜80年代のソウルミュージックにも行き着いて、Earth, Wind & Fireも聴くようになりました。
19歳の頃だったかな、その時は、長岡秀星さんの話をすっかり忘れていましたが、CDを買いに行ったときに『あのときの人の絵やんっ!』とすぐに気が付きました。

 

Earth Wind And Fire アースウィンド&ファイアー / All N All: 太陽神 【BLU-SPEC CD 2】

 

ちなみに、この太陽神というタイトルのアルバムのイラストには、『風林火山』という隠し文字が描かれていると言われています。

CDサイズのジャケットでは、小さすぎてわからなかったのですが、これもデジタル復元されたら、よく見えるのかな?なんて思いました。



後世に残し続けて欲しい、偉大なイラストレーターだと思うので、このプロジェクトが成功しますように!