現在、当社では、社員の補充と、今後の事業所拡大のために、
積極的な社員の採用活動を行っています。
お蔭様で、こんな採用難の時代でも、
嬉しいことに沢山の応募があり、その中から先月2名、今月2名の入社があります。
そして、まだもう少し採用活動は続けていくつもりです。
この「採用活動」という仕事ですが、私は前職時代に、人事業務のプロとして、
採用活動や人材戦略をアドバイスするコンサルタントをしていました。
クライアントである企業の求人広告やセミナーを企画したり、
実際に面接を代行したり、面接官を研修したりが主な仕事でした。
だから、自分の中では、けっこう得意分野で、簡単な仕事だった・・・はずですが。
これが、起業してすぐからは、とにかく上手くいかない(泣)
採用経費がとんでもなく高くついたり、なかなか良い人材が集まらなかったり、
私が描く夢の話と、実際の仕事や環境に乖離があってすぐに辞めてしまったり。
また、実際に自分自身が「雇い入れる」というプレッシャーもあり、
どうしても、給与を高くできないことなども悪循環でした。。
特に、感じてしまうのが、、
その人の生活(=給与保証)を自分が面倒見なければならないのだという、
ストレスが重圧として私に乗っかってきていました。
社会保険料や労働保険料が、年を追うごとに増えていく。
コロナでクラスターが発生しても、給与は保証する。
奥様や、子供、親御さんの世話のためにはお金や休みが必要。
事故があっても、本人ではなく私が責任を取らなければいけない。
これらのような採用責任という重みを、
自分で感じ過ぎていたのかもしれません。
こういう不安を抱えている状態では、良い採用活動はできるはずはありません。
きっと、入社した社員たちも不安いっぱいだったのではないか!?
最近になって、それに気づけるようになりました。
そして、ある意味割り切って採用面接ができるようになりました。
採用ホームページを作り、当社の事業性や理念を発信し、
面接でも何でも質問を受けて、良い点も悪い点もいろいろ先に見てもらって、
その上で、こんな会社(私)でも良いのか?とあくまで入社判断は応募者側。
面接時などでクロージング(誘う)することは、
なるべくしないようにしています。
そして、当社を選んだ人には、入社後もしっかりと責任をもって面倒を見る。
一緒に悩み考えてお互いが成長できるよう、なるべくBetterになる方法を選択する。
でも、結果として合わなかった人、当社以外に興味を持っている人は、
退職を留めることはしない、できれば応援をしたい。
そんな風に、社員にとって、会社が活動基盤であるように、
社員にとって、会社が付加価値を感じられる媒体であるうちは、
互いが切磋琢磨すれば良い。私はそれに応じられるように自身や会社を高めていく。
つまり、社員の期待を私が上回れるように、
自分自身を常に高められていれば、結果も自然と付いてくるのではないか!?
そんな思いをもって、最近は採用や組織作りをするようにしています。