ハッピーファミリー 子育て『この勉強は大人になって役に立つの?と子供が聞いてきた時にする話』 | 四人の男の子のパパが、サッカーや勉強を通してどんな事を伝えているか?子供や家族の将来の不安にどう対処してるか?を書いたブログ

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月〜木曜日は、子育て・勉強について、金曜日は、家族を守るための投資について書いています。
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『早く大きくなーれ 子供たち』4人の男の子に日々教え込む、やーとやっとです。

長男くんが中学生だった頃、こんな質問をしてきました。

「今やっている勉強は大人になって役にたたないでしょ。XとかYとか、水酸化マグネシウムとか」

それに対してこう返します。

「直接はね。」

「けど、自分の興味のある分野を探すときに、役に立つね」

「それと考え方が役に立つよ。例えば、経済のことを知りたかったら、学校で勉強している社会や数学の考え方が混ざっていたりするよ」

「例えば、自分がこれから踏み出す世の中は、人や自然で成り立っているから、心理学だったり、地理や地学だったり、中学校での社会科や理科なんかが混ざっていたりするんだよ」

とぼく。

学校での勉強は、

『どうやったら自分の興味のあるジャンルを探せるか?』

だったり、

自分の興味のあること、知りたい事が見つかったら、今度は、

『どうやって深掘りするか?』

を実現するための取っ掛かりとなるのです。

また、自分の興味ある分野を知ってそうな人を探すために説明をしたり、実際に知っている人に出会うことが出来た後に、コミュニケーションをする際に、勉強で得た知識が役に立ちます。

コミュニケーションというキーワードが出てきましたので、その切り口からだと、

良く、学校で学んだことは、一般教養として身に付けることが大事。と言ったりします。

ここで言う一般教養とは、全く違う価値観の人とコミニュケーションをとるために、平たく言えば、意志疎通を図るための知識。と言い換えるとわかりやすいでしょう。

大枠の知識があれば、相手と同じステージで話ができ、まずは相手と話が出来る場を作る事が出来ます。

相手と文化や立場が違っていた場合、「あー。キミとボクは、この部分が違うんだね」とお互いが違う部分を共通認識として持った上で、「この部分は共感できるね」というところをお互いが探していけるのです。まず、このファーストステップが踏めます。

そして、セカンドステップとして、お互いが違う場分、同じ部分を共通認識としてもった状態から、話しを先に進める事が出来るのです。つまり、コミュニケーションが進むのです。

一方、

自分のためにも一般教養は役に立ちます。

全般的な知識があることによって、新しいモノに出会った場合に、

「大体このジャンルの話しかな」

と当たりをつけることができます。

これは、大人になって、自分に興味の有るものを探す場合に、自分の好きなモノ、コトを見逃さないために、大変重要な能力になります。

例えば、自分の好きなモノ、コトを探している最中に、全然わからないジャンルの話しに当たったとします。

その時、そのジャンルの話しを少しでも知っていれば、その入り口は開かれているのです。

そのジャンルの入り口がある事に気が付き、扉を開け中に入って覗いてみることができるのです。そして、それが自分の好きなモノ、コトなのか判断が出来るのです。

ただ、全く知識がないと、扉が見えずに、そのジャンルは気にも止められず、入り口の前を通り過ぎて行ってしまうのです。

入り口の周辺を浅くでも知っていないと、その入り口が見えないのです。

言い換えると、学校での勉強は、まだ、出会えていない好きなコト、モノの周辺を広く浅く知ることと言えるでしょう。

自分の好きなコト、モノを見つけるための手掛かりとなるのです。

まとめますね。

学校で勉強していることは、将来、自分の好きなモノ、コトを見つける時に役にたちます。

子供は、小学校、中学、高校、大学の多感な時期に、

「こんなことやったって、将来、役にたたねーじゃん」

と言うかもしれません。

これは、子供は意識してないですが、言い換えると

『自分の好きなモノ、コトを探すのにこれは役に立たないじゃないか』

って思っているんです。

そんな言葉が出たら

勉強は、

・考え方が役に立つこと
・自分の好きな事を探し当てるのに役に立つこと
     - 好きなことの入り口をみつけられる
     - 興味があることをやっている人とコミュニケーションがとれる

と説明できます。

また、この言葉が出るということは

『自分の好きなモノ、コトは何か?を考えたい』
『自分の好きなことを探したい』

という現れなんですね。 

PS
もっとも、子供が意識している、していないを別にして、今目の前にある勉強をただ単にやりたくないので、こんなへ理屈を言ってるってのもありますね。笑

その場合は、自分の本当に好きな事とは何か?に向き合わせるところから話していく事になります。


やーとやっと でした。
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