ジョージア、奥の深い国(4) | パパ?のブログ

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しばしば記事を書くのを怠けてしまいますが、今は過去に乗った車、運転した車のことをメインに書いていきます。それぞれの車の良い点や悪い点も含めて紹介しています。イメージとはかけ離れた実態を持った車種もあるので、少しでも参考になれば幸いです。

到着してからまるまる2日間、週末で特にすることもなく

街をふらふらしていましたが、ようやく週も明け本来の目的に

向けて始動します。

現地にいらっしゃる方に事前にサプライヤー候補を依頼しており、

訪問する会社の情報も到着した日に頂いていました。

 

ホテルには10時半に迎えに来て頂けることになり、

出発前にホテルで朝食がわりのカプチーノです。

 

 

今日は朝からあいにくの天気でそれほど強くはありませんが

雨が降っていました。

 

市内の中心に近いところで滝のようなものも見つけ、

ミネラルウォーターへの期待感が高まります。

 

中心部を超え、新興のエリアに向かいます。

新興とはいっても建物の感じから、ソビエト時代には開発されて

いたように見受けられますが。

 

何やらまたバカでかい像が立っています。

日本ってこのような敷地の使い方をあまりしないので、

街中に唐突に像が立っていることってあまりないですよね。

会津慈母大観音を見た時はドン引きしましたが、街中ではないし。

 

途中カフェで少し時間調整してから到着です。

 

この水はジョージアの中では最も飲み口が柔らかい水で、

あとは結構カルシウム分やナトリウム分を感じました。

 

これは結構ナトリウムが強いです。

炭酸水ですが。

僕は結構好きですが、アジア人は少しクセを感じるかもしれません。

 

会社はかなりしっかりしており、ここがヘッドオフィスと

物流センターを兼ねておりました。

 

今日は水の商談はここだけで、中心部に戻ります。

ところでジョージアで私、気づいたことがあるのですが

ガソリンが安いんですね。

大体当時のレートで日本円にして130~140円/リッターくらい。

日本より3割程度安い感じでしょうか。

まあ一人当たりGDPは圧倒的に低いのですが、エネルギーが

全般的に安めなんだそうです。

 

この辺の真四角なアパート群は、みんなソビエト時代に

建てられたものです。

しかしソビエト崩壊時に、当時住んでいた方々はアパートの

部屋を国から譲渡された例が多いようで、何らかの不動産を

持っている国民が多いのだそうです。

そういう点では住居費のコストが低いので、相対的に国民の

生活が楽になります。

 

もう一つ面白い点を見つけたのですが、なぜかアウディの

エンブレムがゴールドだったのです。

これ、汚れているわけではなく、ゴールドで作っているのだと

思いますが、これは不思議でした。

 

中心に戻る途上にあるスーパーマーケットに寄ってもらいます。

 

商品も豊富で綺麗なスーパーマーケットです。

 

黒海はありますが、北欧などからきていることが予想される

魚介類もたくさん売られています。

 

ちょっと値段の記憶はありませんが、これを見る限り

仮にkgの値段でもあまり高くはないのかな。

 

アテンドしてくださった方が、なんだかハムとかは少し

高いと仰っていた気もしますが、これは定かではありません。

確かこの辺のものは輸入品がほとんどだから、少し高めだと

言っていたのかな。。。

 

このようなデリカテッセン的な食べ物もたくさん売られています。

 

そして驚くべきは地下のワインコーナーです。

タンクで様々なワインが売られており、ペットボトルに入れたり、

もっと大きなガロンくらいのボトルで購入することもできる

みたいです。

 

瓶詰めされたワインもたくさん売られていますが、

タンクのものは安いものだと500円を切るくらいのものから

買うことができます。

しかも一本試しに買ってみたのですが、

「キンズマラウリ」という品種のワインが甘いにも関わらず、

とてもすっきりしていて、フルーティーで本当に美味しかったです。

 

それがたったの700円なのです。

醸造酒はあまり飲まない私ですが、このファーストコンタクトで

すっかりジョージアンワインの虜になったのでした。

 

品種が豊富で、ワイン発祥の国(アルメニアも同様の主張を

している)のプライドを感じられました。

 

次の予定の前にアテンドしてくださった方のオススメの

ハンバーガー屋でランチをとります。

パティの数を確か選べるのだったと思いますが、確かに

オススメなだけあって美味しかったです。

黒の手袋をして、かぶりつきます。

 

次のアポイントに向けて中心部をひた走ります。

これは政府の機関ですが、透明性の象徴としてこのような

ガラス張りの庁舎となっているのだそうです。

 

旧市街に入ってきました。

 

ここはオーナーが自身でセレクトや、小規模のワイナリーなどに

オリジナルで作ってもらっている商品を取り揃えています。

非常にセンスが良く、オーナーの人柄も素晴らしい最高のお店です。

ワインやスパークリングワインをサンプルとして複数選定して

もらったのですが、オーナーが特におすすめの樽で熟成した

ChaChaを振る舞ってもらいました。

 

おつまみを大量に用意して待ち構えていたようです。

オーナーはChaChaの奥深さを、日本人の僕に知ってもらいたかった

のでしょう。

初日に飲んだ透明のChaChaは、白酒のような風味のハードルは

なかったのですが、どちらかというとショットで一気飲みする

テキーラ的な酒であり、味わって飲むという感じではありません

でしたが、今日振る舞っていただいたブラウンのChaChaは、

確かに奥深い、味わい深い風味を持っており、フランスの

ブランデーや、ウィウキーにも遜色ないものでした。

 

ブランデーグラスで、ゆっくりと飲むのに向いています。

ブランデーよりもフルーティーさが感じられ、ワインから作った

ブランデーとはまた違った味わいです。

 

ところでさっきのスーパーで黒いニンニクのようなものが

ぶら下がって売られていまして、なんだろう?

と思ったのですが、胡桃をワインを作る葡萄の果汁で

固めて作ったお菓子で、「チュルチヘラ」というお菓子でした。

お酒のお供にするそうで、これを折角なので切ってもらいました。

 

これが望外の美味しさで、すっかりハマってしまい、

帰国前に5本追加で購入したのですが、想像とは違い

臭みなども全くなく、甘ったるさもなく、これ単体でも充分

主役を張れる食べ物です。

チュルチヘラを喜んで食べている僕をみて、オーナーが

また別のものを振る舞ってくれました。

 

薄いフェルトみたいなものなのですが、これも葡萄果汁から

作ったおつまみだそうで、特に赤がほのかに甘く、強い酸味を

持っていました。

大人のお菓子という感じで、これも美味しかったです。

しかしジョージアは本当に食べ物が美味しいですね。

 

国の知名度は日本ではそれほど高くありませんが、

一度現地を訪れたか日本人のほとんどはハマると思います。

 

これはたまたま遊びに来た、オーナーのお爺さん・お婆さんが

孫の大好物を作ってきたのだそうで、僕も頂きました。

胡桃などのナッツを蜂蜜で固めた少し水分の高いおこしのような

お菓子で、これも美味しかったです。

ChaChaによく合いました。

 

 

お店を後にし、トビリシで最大の教会に連れて行ってもらいます。

 

道中はまたソビエト時代のビルが点在しています。

 

ちなみにこんな気球にも乗れるみたいです。

 

到着です。

でも、あれ?なんだか「最大」とか言ってたのに小さくない?

 

と思ったら、その後ろに巨大な教会がありました。

ドーム部はゴールドです。

この協会は夜間はライトアップされており、この後何度も

目にすることになります。

この協会自体は比較的最近建築されたそうで、確か今世紀に入って

から竣工したのだと聞いた記憶があります。

 

別のサイドから見ると、一層大きさが強調されます。

 

まだ新しいということもあり、内部は綺麗です。

 

みんな重い思いの場所に蝋燭をたててお祈りしていきます。

 

こういうのをイコンというのですかね?

 

この国の人たちは東方正教会だと思うのですが、一般的な

人々も比較的敬虔でして、女性は生理中は中に入らないとか、

中に入る時には髪を布で覆うとか、日本人ではあまり想像できない

くらい宗教が日常生活に浸透しているようでした。

 

非常に美しいグランドデザインです。

バランス良く、腹落ちする不安を一切感じさせないデザインです。

 

敷地内も綺麗に整備されています。

 

丘から見下ろす街も美しいです。

 

帰りはまたここを抜けます。

 

これはなんでしょう?

昔の要塞とか???

 

ホテルに戻る前にトルコティーとケーキを食べましょう。

 

これはシロップ漬けで美味しいです。

 

そしてホテルに’遅めの夕方に戻ったのですが、全然お腹が空いて

おらず、前日の夜に買ったプレッツェルで済ませました。

今日もジョージアの奥深さを感じた一日でした。