ハワイの山火事
ハワイ諸島のマウイ島で大規模な山火事ってか住宅火災があった。
死者が100人を超える大惨事になっている。
あるまじき事だが、滅多に起こらない火災が最悪の事態を起こす
と言う教訓は学ばねばならない。
当日は風が強かったようだが、先ず電力線が何らかの原因で
切断落下して、火花が散り、枯草に燃え移ったという。
火は風にあおられて広がり、住宅に類焼し、連鎖的に住宅や
樹木を燃え上がらせながら広がった。
避難警報のサイレンも電源喪失で用をなさなかったようだ。
住民の間では、あんなに風が強い日になぜ電源を落とさなかった
のかとか、警報が遅すぎるとかのクレームが起こっているというが、
それは結果的にそうなっただけの事で、電源を落としたら、別の
クレームが来ただろう事は必至。
何でこんなに大火になったのか?
火が収まらない要件は、乾燥、燃料の補給、酸素の補給があると
言うが3条件がすべて揃ったな。
当時は最近稀に見る乾燥状態だったというし、枯草や家や車が
格好の燃料補給になった。
強風が酸素を供給し続けたのも大きい。
火災発生とともに住民は避難したわけだが、風上に逃げる余裕が
なく、風下の海岸に追いやられた。
で、車が次々に炎上するから、磯に逃げたり、海に入ったりするしか
無かったという。
まったく悲惨な状態だった。
ま、滅多に起こらない事だとは言え、対策が十分だったかと言えば、
結果的に不十分だったというしかない。
ま、大火災の経験が少なければ仕方ないんだろうけど、
初期消火の能力が著しく低い、防火帯などの配慮は皆無、消化
設備が貧弱、消化水すら不十分、住民避難の方策が確実に
取られていない等々、被害拡大を防ぐ施策がほとんど無かった。
小さな退避シェルターがあるだけでも、相当に被害が抑えられたと
思えるんだが、火災の危険を意識してなかったんだろうか。
結果的には家や車が燃料になってしまった。
我々が自分の街に目を向ければ、同じ状況にあるのがよく分かる。
家々は密集しており、防火帯などある筈も無い、極度な乾燥があり
強い風が吹いたら、同じ事が起こり得る。
ま、逃げ道はもう少し多様かも知れないが。
過去に日本で発生した大火を見れば、そうは違いが無い事が
よく分かる。
フェーン現象などで、極限に乾燥し、強い風が吹く日に起こった
大火は多大な被害をもたらしている。
人的被害が少ないのは、逃げ道が確保されているからなんだろう。
もう少し火災の被害を抑える方策が議論されても良いようには
思うんだが、滅多にない事には力が及ばんのかな。
