
イスラエルのガザ侵攻
26日、イスラエル軍が国境を越えガザ地区に侵攻を開始した。
イスラエルは空爆に次ぐ、戦争の第2段階への移行としている。
これはもちろん、ハマスが潜む地下道を制圧するための作戦だ。
イスラエル軍は武装ブルドーザーを先頭に立て、空爆で散乱した
瓦礫などの障害物を排除しながら、市街地への侵攻を進めている。
世界中の多くの反対を押し切っての侵攻開始には非難の声が
上がっているが、イスラエルは一向に気にすることなく、予定通り
掃討作戦を強行した。
作戦開始前には「ハマスへの補給の阻止」、「住民の避難勧告」
を行ない、非戦闘員への影響を極力低くしたというが、実際には
ガザの北側に残る住民は多く、病院などでは動けぬ患者や
傷病者も多いので、避難は不十分な上に、発電用の燃料不足で
病院機能もマヒしそうな状況。
このまま掃討作戦が継続されれば、一般人の死傷者は増える
一方になろうし、病院機能が麻痺すれば助かる命も救えない。
最悪の事態と言える。
ハマスの作戦も、一般人を盾に取るやり方だから、始末が悪い。
病院の地下に軍事物資を貯蔵したり、学校の横にロケット砲
陣地を作ったりすれば、空爆で一般人が巻き添えになるのは
避けられまい。
イスラエル軍はガザ地区に300~500kmにわたると言われる
地下壕や地下トンネルを徹底的に破壊しつくすというが、これは
簡単には行くまい。
入り口、出口、抜け道等々、把握が困難だし、中には捕虜も捕捉
されている。
どうしてもやるのなら、催眠ガスを流し込むなどの柔らかい方法が
取られるべきと思うんだが、強圧で押しつぶす作戦と見える。
ハマス側の抵抗次第では長い時間と消耗を強いられるんだろう。
いずれにせよ,、イスラエルは自衛の域をはるかに超えた。
死者数を見ても1400人に対する報復で、既に8500人が亡く
なっている。
パレスチナ自治区に巣くうテロ集団という名目があろうと、自治を
認めた準国家に対する侵攻が許されるはずは無く、増してや、
一般市民を多数巻き添えにする作戦が許されるはずは無い。
問題なのは、ウクライナも同様なんだが、無法な行動を阻止する
方法が無い事。
国連は大国のエゴでほとんど無力。
世界中の顰蹙を買ってでも行動する国を抑え込めない。
これこそが今後にも残る最大の問題だが、法の支配を無視する
無法国家があり、それを支援する大国があれば、今の世界は
為す術を持たぬ。
悲しくて悔しいけど、今はこの侵攻が早く終わるのを待つだけ。
そして、ヒズボラやイランが参入して戦火が拡大しないように
世界が努力する事を期待するだけ。
人間の浅ましさが次々と露呈して来る嫌な世の中になって来た
もんだと嘆くばかり。