悠釣亭のつぶやき -474ページ目

熱海でグルクンがっ!

最近の日本の南方海上の海水温の高さが異常な状態だ。
例年よりも数℃というレベルで高いんだから、尋常じゃない。
ワシが西湘に居た頃(2年ほど前)から少しずつ上がってたのは
知ってたけど。


フィリピン沖の海水温が高いから、攪拌作用で日本近海迄水温が
上がるんだろうね。
攪拌作用は海流で起こるが、日本付近では黒潮が南から北へと
流れている。
この水温が今までよりも2℃程も高いというし、その上に、流れが
最近異常に陸地側に接近する、黒潮の蛇行が起こっているという。




黒潮の蛇行がなぜ起こるのかは詳細には分かってないようだが、
大規模な流れだから、ちょっとしたきっかけで曲がり出すと、それが
元に戻ることなく発散して行くようだな。
その結果、伊豆諸島付近の海水温が異常に高くなる。


水温が高い結果が、獲れる魚に異変をもたらしているという。
冬場に獲れるはずのないシイラが水揚げされるようになったり、
大量のキハダマグロが定置網に掛かったりとの異変が起こって
いるという。

最近では、熱海港で、沖縄の海にしかいないと言われていた
グルクンが水揚げされて、ここは南海の海かって、地の漁師が
驚いたそうな。
他にも、今まで見た事も無い、名前も知らない魚が獲れるように
なったという。





数字で表れる通りに、暖かい海に棲む魚たちが出てきている
という事で、明らかに海が温暖化しているようだ。
元々住んでいた魚たちも冬場に不活性にならなくなって、春から
海藻類を盛んに食べるようになったって。

そういえば、西湘でも、暖かい海を好むアイゴが大発生したことが
あったなって、思い出した。
そういう魚たちが磯の海藻を食べまくるから、磯焼け現象が
起こっているという。

海藻類が無くなって岩だらけの海になる磯焼けは、海藻類を食糧
にしているアワビやサザエ、ウニなどの沿岸漁業に甚大な影響が
あるようだ。
春の海藻の芽吹き時に魚たちが大量捕食してしまうから、食べ物
が無くなって死滅してしまうから漁獲が激減する。

先日は北海道でもサケの漁獲が激減し、代わりにブリが大量に
定置網に入ったという報道があったが、黒潮の北上限界も北に
移動しているという事のようだ。


温暖化の影響はまずは空気温の上昇から始まって、それが
次第に海水温の上昇へと広がって行くようで、最近の海水温の
上昇は温暖化の段階が一段と進んでいるという事を示している
ように思える。

炭酸ガスのせいだけでは無かろうけれど、地球が温暖化の
傾向にあるという事なんかな。
ま、この傾向は簡単には変わらないだろうから、食卓に上がる
魚の種類や旬の時期が、今後とも変わって行く事になるのかも
知れないな。