寒冷前線接近中
昨日のお昼ごろ、散歩道でふと顔を上げると、実に久しぶりに
ウロコ雲が出ていた。
空気が澄んでいて、空が高く、教科書に載るような巻積雲。

この雲が出来るのは寒冷前線の前駆で、間もなく天気が崩れ
ますよという印なんだが、冬の西風の時はいささか様子が
違ってきますな。

寒冷前線は暖かい気団に冷たい気団が潜り込んでくる現象。
冬には西の大陸からの冷たい気団が潜り込んでくる。
その界面には発達した雲が出来るんだが、少し離れた東の方
には、高層に西風のおこぼれが吹き込んできて、このような
ウロコ雲を作る。
寒冷前線は通常なら強い風雨をもたらすんだが、冬に来る
前線が弱いと、脊梁山脈にせき止められて、北陸以北の
北海道西部までに雪を降らせ、水分の抜けた空気が太平洋側
に降りて来る。
太平洋側では乾いた晴天となる。
フェーン現象を伴うので、気温は高めになるんだが、寒気団の
気温が低いと太平洋岸でもそれほどには気温が上がらない。
今回は5,500mで-40℃と強い寒気なので、太平洋岸の
気温はせいぜい一桁台の高い方にまでしか下がらないだろう。
放射冷却があるから、朝晩は零度近辺まで下がるかな。
午後遅くになると、ウロコ雲は変化して、より低層の高積雲に
変わって来た。
ウロコが繋がって、ベタっとした雲の連続になって来た。

夕方には高層雲となって、空一面が薄く覆われてきた。
明日には前線が通るんだろう。
西風が強まる上、水分の少ない空気に変わるので、雲は消滅
して、今日は乾いた晴天になると思われる。
北関東は霜焼け、ヒビ割れ、アカ切れの季節になる。
お肌の乾燥に特にご注意方。
冬の晴天は身が引き締まるな。
それにしてもこの時期に零度以下にならなくなったのはやはり
温暖化のせいなんですかな。
