大阪万博
大阪万博の話題が様々に取り沙汰されている。
間に合うのか、税金の無駄使い、軟弱地盤、交通過疎、云々々々。
何とか大阪を活性化したいという事のようだが、どうなります事やら。
本稿はちょっと違った視点で、
ワシは前の大阪万博は行ってないんだが、関東に来てから、つくば
万博に行った事がある。
当時、近くの施設に頻繁に通ってたので、その流れで。
つくば万博は1985(昭和60)年、わが国で三度目の万国博覧会
である国際科学技術博覧会(以下:つくば万博)として、茨城県の
筑波研究学園都市で開催された。
つくば万博は、科学技術に対する理解と協力を深め、人類の
輝かしい未来の創造に寄与することを目的とし、「人間・居住・環境と
科学技術」を統一テーマに掲げ、世界48カ国と37の国際機関が
参加する大規模なイベントとなった。
という事で、モノレール、リニアモーターカーや2足歩行ロボットなど
最新技術による未来システムなどが展示されたという。
が、ワシは時間を掛けて丹念に見て回ったはずなんやが、何一つ
記憶が無いんだな。
唯一ある記憶は、帰りの大渋滞から抜け出して、広い農道に出た
安堵感から、50キロオーバーでパトカーに停車させられ、懇切な
指導を受けたが、赤紙を切られずに済んだってことだけ。
工学を目指す人間が最先端技術と称するものを見ても、大きな
感動を受ける事も無かったのは何故か?
それは、日本では珍しいものだったかもしれんが、世界では既に
実用化されていたり、研究が進んでいて実用化が近いとかという
ものばかりで、ワシは様々な文献で殆どのものを知っていたから
なのかも知れない。
その頃はインターネットも無い時代で、先端技術を知るのは文献や
学会、科学雑誌や論文しかなかった時代。
現代では粗密は有ろうけれども、調べようと思えば何でもネット上に
ある時代である。
わざわざ大きな施設を作って品物を展示し、技術を誇示するような
時代ではなかろうと思う。
欲しい情報は無限にあるし、必要なら提供者に直接コンタクトも
簡単にできる時代なのである。
相当に科学技術が遅れた国で、国民の知識レベルを啓発するため
に、珍しいものを沢山展示して興味を持たせるというのならともかくも
日本のような、仮にも先進国と言われる国で、万博というものが
どれほど役に立つものなのか。
開催する効果については、経済効果がおもに取り沙汰されるが、
ワシから見れば、それはあくまでも副次的な問題だと思う。
世の中はこんなに進んでるんですよ、我が国ももっと頑張りましょう、
若い人は触発されて世界に伍する人になって下さいよという啓蒙
なら大いに意味があるけど、それは今の日本国で必要な事か?
それよりも、多くの研究機関に資金を提供し、増強する方がずっと
早道だし、効果があるように思うんだがな。