クマさん、寝ないの?
今年は全国でクマの目撃情報が多く、クマに襲われて怪我したり
亡くなったりした人も多数出ている、
クマって、もっと臆病な動物で、人間の気配がすれば逃げる
ものだとばかり思っていたが、どうも最近のクマはそうじゃない
ようだ。
庭の柿の木に登って何時間も居座ったり、スーパーの店先に
侵入したり、飼い犬を襲ったり、ドアを開けたらそこに居た
ってな恐いことも発生しているという。
ウチの街にも数十キロ離れた山の方に出た話もある。
出くわしてもクマの方が逃げるのなら、問題ないんだろうが、
襲ってきたり、居座ったりすれば、日常生活に大きな支障に
なってしまうんだろう。
朝夕の外出を控えたり、各種イベントを辞めたり、学校の
送り迎えを車でなんてことも発生している。
さまざまな情報を総合すると、
①今年は山の方のドングリなどの実が不作のようだ。
②山と住居地との境が曖昧になってる。
③クマが人間の食べ物の美味しさに目覚めた。
④温暖化で冬眠の時期が遅くなっており、冬眠しない個体も。
⑤ハンターが高齢化で不足して、駆除数が激減している。
など、いろいろな要因が考えられるという。
クマの生息数が増えれば、縄張りを外れたクマが他の地を
求めるのは自然の流れなんだろう。
ドングリなどは隔年結果で、豊作と不作が交互に出るようで、
山が豊作だと個体数が増え、翌年不作になれば里に出て来る
結果となってしまう。
高齢化で、耕作放棄地が増え、住居地との間の雑木や雑草の
処理が出来ず、クマが身を潜めやすい環境が出来ているという。
電気柵など設置する所もあるが、緩衝地帯を作るのが一番だが
それがままならない。
実の生る木が放置されているとクマが寄りやすいんだが、
昔、住居地の近くにカキやクリを植えるのは普通だった。
これも不要になれば伐採が適当なんだろうが、高齢者には面倒。
放置するとクマの絶好の餌場になる。
クマの方とて、ドングリやキノコだけでは腹が膨れんだろう。
人間の食べ残しや放置されたカキやクリの実の方が絶対に
美味しくて栄養になるんだろうね。
里に降りたクマが美味しい物に目覚めたら、あそこに行けば
餌にありつけるって学習するのは自明。
そういうものを無くさないと必ず降りてくるんだろう。
ハンターの不足は全国で起こっているという。
元々、趣味で狩猟をやっていたわけで、高齢化が進んで、
そういう人が減れば、害獣が増えるのも当然のこと。
緊急銃猟などで臨時的に要請しても、安い金額で命がけの
仕事を進んでやる人も少なかろう
行政で組織的にハンターを養成するなどが必要になっている
のかな。
また、クマの絶対数を管理しないと、増えすぎ→生息範囲拡大
→里に出没と言う結果になるんだろうね。
うまく個体数を管理している地域ではクマ被害が圧倒的に
少ないことが証明してるな。
クマは冬眠するのが普通だと思ってたが、山が不作で餌が
十分でなきゃ、腹が減って冬眠どころじゃなかろう。
年々気温が上昇してれば、早く冬眠に入る必要もなくなる。
勢い、餌を求めて里に出てくるということか。
結局のところ、地球温暖化と高齢化という、人間社会の
不都合がクマの世界にも影響しているということか。
この傾向は今後も続くだろうから、流れを変える何かを
実施しない限り、今後もクマとの遭遇は減ることはなかろう。
