悠釣亭のつぶやき -390ページ目

能登を見捨てるなっ!

震災から2ヶ月以上が経ったが、復興どころか、瓦礫の撤去すら
ままならない状況で、能登の画像を見るたびに心が痛む。
日本中、どこでも起こり得る地震なのに、こんな状況では
自分たちの地域に地震が来たときどうなってしまうかと不安が
募るばかり。


過去の震災においては発災直後のゴタゴタはあっても、瓦礫の
撤去や仮設住宅の設置や避難所の改善は時を置かずに早急に
進められた。
また、2ヶ月も経てば、補正予算や本予算が組まれ、復興に向かう
道筋が明確になったように思う。

今回の能登半島地震においては、「復興したとしても人が戻らない」
とか、「過疎地からは人が移住すればよい」とか、無責任な、地域を
蔑ろにするような発言すら聞こえてくる。
本気で復興に取り組む気があるのかと疑う。


対策のための予算を見ると、やる気の無さが浮き彫りになって来る。
政府は今年度、発災直後に予備費から47億円の支出を決めた。
たったの47億円だってさ、これで何が出来るというのか、何も
出来ていない。
すぐに補正予算が組まれるのかと思ってたが、その動きも無い。

じゃぁ、来年度予算が迫ってるんだから、当然、そこに盛り込む
のねと思ってた。
こないだ、衆院を通過したR06年度予算を見て、またまた仰天。
23年度予備費の残り4700億円に加えて、総額1兆円の予備費
を積みましただって。

あのね、予備費って言うのはね、今後起こり得るかも知れない
災害に対して予防的に積んでおく費用なんですよ。
能登半島地震は既に発生していて、復興が必ず必要で、それも
即刻の対応が必要なんですよ。
明日起こるかも知れない震災にはどう対応するってんだい。


能登半島地震に必要な費用が分かってない訳が無かろう。
もちろん多少の幅は有ろうけれど、必須となるインフラの復興や
公共施設の回復、仮設住宅や復興住宅の建設、インフラ整備に
必要な資機材等々、過去の災害からの類推だって簡単に出来る
だろうに。

過去の震災においては、2ヶ月以内に必要費用を積み上げ、
確たる補正予算が組まれた。
その額は震災の規模に応じて妥当なものだったと評価できた。





今回は補正予算は組まないで、予備費で対応するだと。
これはどう見ても復興予算をなるべく使わせないやり方なんだな。
予算が組まれていても、その支出に当たっては厳密な査定が
行われる。
それは当然の事だが、そこには支出側の思惑が大きく反映される。

東日本大震災においてもそれがハッキリと現れた。
総額44兆7千億円余りの予算が組まれたが、ああだこうだで、
6兆5千億円が使われないままに召し上げられた。
とにかくなるべく使わせないという姿勢が鮮明に表れているのだ。

増してや、本予算でなく予備費ならば、その費用査定はいかように
でも厳しく出来る。
そもそも、確かな復興を目指すという意思が見られないんだから、
ああだこうだの上に、それは想定されてないという壁が出来る。
加えて、新たな災害が起これば、それこそが予備費の対象に
なってしまうだろう。


能登半島の復興に携わる人達にとってはこれは新たな疲れる
作業になってしまう事だろう。
しかし、地元が本気で復興に取り組む気なら、苦しい中でも頑張る
しかなさそうなんだが。

能登の復興はある意味で日本国復興の起点になるのかも知れん。
いや、試金石と言えるのかも知れん。
即ち、能登が再生できないという事は日本国が再生できないと
いう事に繋がっているという事。
下記記事はそれを書いた。