ニオイバンマツリ
ニオイバンマツリって花があるのをご存じですか?
はじめに青紫の花が咲き、だんだん白くなって散ります。
花期間が長くて、花そのものも楽しめるんですが、その間、
とっても良い香りが芬々と放散されて、きれいなオネイさん
の傍に居るような気分になりますな。

ウチには鉢植えのものがあるんですが、これは大きくならないし、
どこへでも移動できるので、便利にしてます。
ただ、この植物、南米原産とかで、あまり寒さには強くないよう
なんです。
で、冬場は室内保管してます。
図鑑では熱帯常緑低木となってますが、零下にならなければ
枯れることはないようです。
が、室内なのに、冬のさなかに、突然葉が落ち始めてしまい
ました。
とうとう、すっからかんに葉が落ちてしまって、枯らしてしもた
ってがっかり。

でも、念のため、たっぷり水やりして、日当たりの良い窓際で
様子を見る事にしました。
何日か経った頃、枝先に僅かに緑っぽいものが。
死んでなかったのか?

良かった、良かった、何とか生き残ったみたい。
葉芽が少しずつ大きくなってゆくのを見て安堵の気持ちが
湧いてきましたな。
もう少し頑張れば肥やしも上げて、元気を取り戻してもらおうか。

その後も葉が育って行き、葉芽の数もどんどん増えました。
ここまで来れば、若木のような感じで、このまま回復しそうな
雰囲気が溢れてますな。

一週間ほどよく観察したんですが、枝先に何やらふっくらと
したものが発生して来てますな(▼の先)。
それもほとんどの枝先にビッシリと。
ん?ひょっとしたら蕾ですかいな?

ヤッパリそうでしたな。
数日したら、一つだけ花が咲きました。
弱った後らしく、花のサイズがとても小さいですが、良い香りが
してます。
このあと次々と開花しそうな雰囲気で、ヤッタァーって感じ
ですな。

よく見るとこの花、蕾からムクムクと、きのこ雲のような白い
ものが出てきて、先が紫色になり、その上に花が付くんですな。
こんなの初めて知ったな。
よく観察した結果ですが、普通の花の如く蕾がそのまま開く
のではなく、蕾状の額の中に花を潜ませていて、それが伸びて
花になるんですな。
ちょうどこの写真の▼印の場所にきのこ雲のようなものが
見えるが、これが数日後には花になるんですわ。
あと一週間もすれば、満開になって、先に咲いたのから白く
変色して、青紫と白の満開の花となって、芬々たるオネイさん
達が乱舞しそうです。

花の生態は謎だらけですな。
常緑樹と言えども寒さに負ければ葉が落ち、一生懸命回復
しようとする。
実が生る訳じゃないのにビッシリと花を付ける。
外に出せば、虫が寄るんだろうけれど、室内では無駄に
芳香を放っている。
人間の我儘かもしれないけど。