悠釣亭のつぶやき -359ページ目

金融政策決定会合

日銀の金融政策決定会合が4月26日に開かれ、今回は
金利据え置きが決定された。
前回は僅かながら利上げを打ち出したわけだが、下記に書いた
ように、とてもじゃないが、今、利上げが出来る環境に無い事は
明らかだ。


国内状況は物価高が継続しているし、5月以降の値上げも
予測されてる。
需要はインバウンドを除けば、相変わらずの低迷状況。
こんな状態ではカネを借りる人は少ないし、そんな中で金利を
上げられる訳がないじゃないか。

3月の会合では、日銀は1ヶ月間の様子を見て(特に賃上げの
状況を見て)、今後の金融政策を議論するという事だったが、
結果的に見れば、「物価上昇を上回るような賃上げは出来な
かった」という事になるんだろう。


一方で、米国のインフレは沈静化の方向だったけど、ここにきて
踊り場状態になって、下落傾向が弱まった。
で、当然のことながら、金利下げは見送りとなり、今後も下げる
ような状況にはならないとの見通し。

その結果、日米の金利差は大きいままだから、円安がさらに
加速する方向で、160円/$台を見通すまでに昂進している。
上田総裁は「円安が物価に影響を与える場合、金融政策の
変更もありうる」というが、この期に及んでまだそんなノンビリ
したことで良いのかね。

もちろん、金融政策で為替を操作できるはずもなく、為替介入も
米国との協調介入ならまだしも、単独では効果が無い事は
実証済だからねぇ。
頼みの米国はドル高を歓迎している状態だから協調は有り
得ない。
虎さんは輸出企業優先だからドル安に誘導すべきだと言って
るが、主流ではない。


一言で言えば、「日銀がやれることはほとんど無い」というに
尽きる訳で、日本経済、特に需要の回復意外に現状を打破する
答えは無いと思える。

今回の円安で、食糧、エネルギー、輸入飼料や肥料の値上がり
も進むだろうから、消費者はさらに需要を減らさざるを得なかろう。
現に、GW消費は昨年比で確実に落ち込んでいる。
今は、数年の間でも、消費税を廃止し、物価を10%でも
良いから下げる時で、それ以外に出来ることはなかろう。
現政権は絶対にやらんやろけどね。