
リベンジハイク(その2)
続きです。
斜面の急な分、階段一段の高さが高くなり、踊り場迄の段数が
増えるんですよ。
踊り場ごとに息を整えるんですが、小休止時間が少しずつ長く
なって行くのは仕方が無いかな。
あまり長くなるようだと、上まで辿り着けないぞ。
何しろこの傾斜だから、皆さん休み休み行くので、段数が遅々として
進みません。
中には若い人がどんどんと歩を進めますが、ワシは踊り場ごとに
小休止で、時間のかかる事。
その内に汗が噴き出てきて、シャツがびっしょり、休むとヒンヤリ。
周りの景色を楽しむ余裕はありません。

ホウホウの態でよじ登ってきて、ここまで到達しました。
記念すべき1,000段です \(^-^)/
でも、上を見上げると、空は近いけど、まだまだ階段が続いていて、
上の方は霞んでますがな。

さて、上まで行くか、戻るか?
ここまで来れば戻る選択肢は無いと思うが、脚の方に聞いてみる。
疲れはあるけど、痛むほどではない。
でも、登ったら今度は下り階段があるんだよね、下りの方が膝に
来るよね。
でも、日差しもない絶好のコンディションだし、あと500段足らず
だからね、ガンバっ!
この辺りはウグイスが住み易い場所なのかな。
たくさんのウグイスが競演していて、ホー、ホケキョ、ケキョケキョ、
ホーッケキョってうるさいくらい。
早く行け、ほら動け、行かんかいって督促されてるような感じ。
見上げれば、遥か上の稜線らしいところにデッキが見える。
あそこが頂上かな?それにしては近いけど、取り敢えずあそこ迄
行ってみようと、疲れた足を再び動かします。

デッキにたどり着いたけど、やはりここは頂上ではなく展望台でした。
眼下に広がる景色はまさに絶景でした。
よくぞここまで来たもんだ。
大昔、ここがスキー場だったころにはリフトで軽々と登ってきて、
この斜面を疾走したなんて、夢幻の如くなりですな。
キスゲがキレイだぁ。

再び、足取り重く登り始めます。
ん?段数の表示が見えます。
近付けば、1,200の文字が!残り245段かぁ。

もう、上の方が明るくなっていて、頂上が近いことが伺われます。
ただ、傾斜はキツク20段ほど登っては休みというペースでしか
上がって行けません。
情けないけど、休み時間も長くなってしまいますな。
小休止中に手摺に手を添えてたんですが、とても不思議な現象に
気付きました。
手摺が微妙に振動してるんですよ、コン、コ、ココンって。
よく観察してると分かりました。
登ってくる人たちの足音が階段を通して伝わって来てるんです。
遠くの足音は弱く、近くは強く、ピッチの早い遅いなどが100人分
以上も重層して聞こえてくるんですよ、これは凄いとしか!!!
そして、ついに、とうとう、やっとこさの事で、ここまで来ました!!!
記念すべき一歩です。
登頂と言うよりは踏破と言うような、勇ましい感覚ですかな。
コースタイム40分と言うけど、ワシは70分ほど掛かったかな。
標高差300mを1時間ちょっとって、そんなに悪いペースじゃないね。
取り敢えず、リベンジが果たせたのはこの上ない達成感でした。
足が何となくヨレてる感じだけど(^-^)

頂上には展望デッキがあり、ベンチに座って景色が眺められます。
日光連山はもちろんですが、天気が良ければ、太平洋や富士山、
東京スカイツリーも見えるとの事でした。
それよりも、下を見下ろして、遥かに遠い駐車場を眺め、登ってきた
階段を確かめて、いやぁ、良く登って来たなぁって感慨の方が遥かに
大きかったですね。

ここまで来たよと言う証明スタンプが貰えるとの掲示がありました。
そこにはパスワードが書かれていて、下のレストランでこのPWを
言えばスタンプをくれるってさ。
記念品だから絶対に忘れないで、貰う事にしよう。
暫く景色を眺めた後、辺りを散策します。
霧降高原全体を見渡せるここキスゲ平は1,582m地点で、
ここでは地球が丸いことが伺われます。
ニッコウキスゲはこの高度ではまだ満開ではなく、花と蕾が混在
する絶好の季節で、これからも暫くはキスゲが楽しめそうでした。

さて、いよいよ下りとなります。
膝が壊れそうだけど、無事に下りられるんでしょうか?
続きは次回に。