悠釣亭のつぶやき -2892ページ目

サミットの結果

3日間の日程が無事終了した。

結果はほぼ満足すべきものと考える。

2050年までにCO2を現状の1/2にする目標は合意出来た。

アメリカも基本的には合意と見てよかろう。


問題は今後これをどのように具体化してゆくかに移る。

ヨーロッパのように、短期の目標も設定し、着実に進めている

所もあれば、掛け声だけの某国もあり、まだ本気とは思えない

某国もある。

開発途上国にいたっては、「まず先進国が85~90%下げるべし」

の態度では、多くは望めまい。


国益はあろうが、その前に世界益があるとの自覚が足りない

のでは、先が思いやられるのである。

大きなファンドを作って、環境技術を世界的に共有するくらいの

ことは出来ぬのであろうか?

個々の技術を共有するために供出国には相応の高い見返りを与え、

受益国も相応の低い負担に応じれば、国益を損なって協力したと

言うような被害意識は生まれまい。

環境技術は世界的な公共技術であると言うようにせぬと、国益

優先に負ける。


キャップアンドトレードの手法も目標以上に充分に削減出来る

見通しがあってはじめて成り立つ手法で、高い目標が設定された

今回のような場合に、果たして有効に機能するのであろうか?

買いたい国ばかりではトレードが成り立たないように思うのは

杞憂なのか?


精神力だけでは見通しは暗い。

具体的な削減技術の積み上げこそが世界を救うと思う。