サミットの結果
3日間の日程が無事終了した。
結果はほぼ満足すべきものと考える。
2050年までにCO2を現状の1/2にする目標は合意出来た。
アメリカも基本的には合意と見てよかろう。
問題は今後これをどのように具体化してゆくかに移る。
ヨーロッパのように、短期の目標も設定し、着実に進めている
所もあれば、掛け声だけの某国もあり、まだ本気とは思えない
某国もある。
開発途上国にいたっては、「まず先進国が85~90%下げるべし」
の態度では、多くは望めまい。
国益はあろうが、その前に世界益があるとの自覚が足りない
のでは、先が思いやられるのである。
大きなファンドを作って、環境技術を世界的に共有するくらいの
ことは出来ぬのであろうか?
個々の技術を共有するために供出国には相応の高い見返りを与え、
受益国も相応の低い負担に応じれば、国益を損なって協力したと
言うような被害意識は生まれまい。
環境技術は世界的な公共技術であると言うようにせぬと、国益
優先に負ける。
キャップアンドトレードの手法も目標以上に充分に削減出来る
見通しがあってはじめて成り立つ手法で、高い目標が設定された
今回のような場合に、果たして有効に機能するのであろうか?
買いたい国ばかりではトレードが成り立たないように思うのは
杞憂なのか?
精神力だけでは見通しは暗い。
具体的な削減技術の積み上げこそが世界を救うと思う。