悠釣亭のつぶやき -286ページ目

逆走

最近、道路を逆走する迷惑運転や事故などがしばしば報道
されている。
車載カメラが多くなり、画像化されるようになったことも
あろうが、実際問題として逆走は増えているようだ。


逆走が大事故になりやすいのは、正面衝突する結果だろう。
相対速度が倍になるからね。
マトモに走ってる車からすれば、まさか向かいから車が来る
なんて事は考えもしないから、気付くのが遅れることもある。
何せ、60㎞/hでの対面だと、100m先で発見しても、

3秒後には衝突だからねぇ、100㎞/hだと、2秒だ。


逆走の多くは無意識の反対車線への侵入。
高速道路でパーキングエリアに入り、休憩の後、入ってきた
道路へ帰って行ってしまった。

中央分離帯のある片側2車線道路で、右折しようとして分離帯に
気付かず、正しく右折した積りで対向車線に入ってしまった。
店から出る時や暗い交差点でありがちな間違い。

ちょっとした注意や標識の確認があれば、確実に防げる事態
なんだが、人間は間違う動物だし、増してや、高齢者となれば
視野は狭いし、運転に余裕がなく、判断力も低くなっている
からねぇ。


逆走に入る時、たまたま向かう車線に車が居れば、「おかしい」
と気づくと思うんだが、車がいなければ、間違ったとは思わずに
普通に入ってしまうのかな?

普通なら、万一逆走しても、ちょっと走れば対向車線から
車が来るから分かる筈だと思うんだが、思い込んでたら、
「自分は普通に走ってる」としか思わないんだろね。


例えば、こんな交差点がある。



 

PQ方向の上道に対して、交差する道路が幹線道路でPQ道路の
下を潜って行く(ACの間を)。
幹線道路から上道に行く取付道がAで、近隣住民が上道に出る道路が
Bとなっている。
Pから来た車が右折して幹線道路に入ろうととするとき、下の

幹線道路を横切って、大きく通り越してからCに入るのが正解。
しかし、万一、Dの進入禁止標識を見落とすと、Aの道路に入り
かねないんだな(完全な逆走だ)。



ワシも大昔、米国で、助手席に乗ってて、運転者が高速の
入り口を逆走しそうになったのに気付き、慌てて注意した
事があった。

その時は、このまま進んだら右車線に入れないなって、
ちょっとした気づきがあったからなんだな(上記交差点の鏡対称)。
いつも国内で左側を走ってると、急に海外で右を走れってのが
大きな戸惑いになるんだが、高齢者だと、逆走してても、
「自分は正しく左側を走ってる」って思い込んでるんだろうね。


物理的に逆走が出来ないようにする事は可能なんだろうけど、
滅多にない事態に対して、至る所にそういう装置を付ける事も
不合理だからねぇ。

簡単に出来そうなのは、右路肩に向こう向きの看板を設置し、
「あなたは逆走中です」って表示する事かな。
こちらからは見えないが、逆走車からだけはよく見える。
これなら、それほどおカネもかからずに効果があるかも知れ
ないな。

高速のランプなら、逆走車を検知して、赤ランプと注意報を
を点灯するくらいの装置が必要なのかも。
高速道路の逆走は致命的な事故になり得るからねぇ。


高齢ドライバーが増えた昨今、今までは不要だった対策が
今後は必要になってくるんだろう。
思い込みは高齢者が普通にやってしまう間違いなんだから。