悠釣亭のつぶやき -26ページ目

日本はホントに不況ですか?

直近のクリスマス報道を見て思うのが標題。
世の中全般に物価高にあえぎ、給料は上がらないのに出費
だけは容赦なく増える。
節約も限度だ、物価高対策をシッカリやれ。

景気に対する論調は上記の如く、世の中不景気な上、物価高、
社会保障費の増大、実質賃金の低下など、生活が苦しくなる
ばかりだというものが大勢のように見える。


ま、報道は特異な所しか出さないってのはあるんだろうけど、
様相はかなり違うんじゃないかと思わせるものがいろいろと
あるんだな。

有名な高級レストラン(お高いんでしょうねぇ)は予約が
取れない状態だし、クリスマス特別料理なんてものには長い
行列が出来るし、鶏の丸焼きやホールケーキが爆売れしてる
ってさ。

高くてお米が買えない人がホールケーキを買う訳は無いよね。
節約を旨とする人が高級レストランに殺到するか?
もちろん、日々努力してるから、年に一度のご褒美ってな
こともあろうけど、それは大勢にはならんでしょう。


いろいろ考えるに、日本も2極化が進んでいるのかも。
いわゆる低所得者層は確実に存在しますな。
国民年金だけの高齢者や病気がちで働けない人やパートで
子育てするシングルマザーなどに代表されるような人達は
生活が厳しいんだろう。

しかし、一方で、少し働けば給料が確実に稼げ、悪い遊びは
せず、あまり付き合いも無い独身貴族などは何か自分の
お気に入りがあれば惜しげなくおカネを使ってるんじゃない
のかな。
SNSで情報を集め、お気に入りがあれば躊躇なく参入する。
年末年始の長期休暇を活用して海外へ遊びに行く人も多い。


統計に表れる数字はそれらの総合値だから、低所得者層の方が
多いというだけのようで、中~高収入の人も少なからず居る
ということのようだな。



 

因みに、日本の失業率は2.6%と、とても低い。
これが米国では4%前後だから、日本では贅沢言わなきゃ、
ほとんどの人が職を得られる。

ニートや脛齧りに甘んじる人はカウントされないにしても、
働く気があれば仕事は出来る。
問題はそこで得られる給与が生活に十分かということかな。
カツカツ命を永らえるというのでなく、健康で文化的な
最低限度の生活を営む権利が保証されているかということ。

最低限度って、人によって受け止めは様々なんだろうけど、
3食食えて、病気になれば医者にかかれ、いよいよ困窮すれば
生活保護が受けられるってのが現行の最低限度なんだろうか。

セフティーネットで救わねばならぬ、それほどの低所得層は
数がとても少ないと思われる。
報道に出るようなそこそこ裕福な人の方はかなり多いし、他の
多くは普通に暮らしが出来ていると思われる。


為政者の難しい所はこの平均値をどこまで上げるかの采配
なのかも知れない。
低所得者に対する救済策とて、個別の所得把握は難しいから
ピンポイントには出来かねるだろうし、結果的に富裕層にも
手厚くなってしまうこともありそうだ。

税の累進性の強化や奢侈税などなら分かるし、応能負担も
分かるが、社会主義的方向になってしまう懸念もあるな。
消費税のように貧富の別なく取る税が良くないのも分かる。

結局は可処分所得の多い層から厚めに取り、少ない人からは
少なくするしかなさそうだ。
そして、負担の方も、もっと応能負担を強化するしかない
のかな。


日本の政治は今までも十分にその傾向があったが、結構
社会主義的な施策が多い。
これが米国になると、自己責任論が前面に立って、相当に
差別的な政策になってるし、中国に至っては殆んど身分制の
ような施策が行われてるな。

クリスマス事情の報道を見て、あらぬ方に思いが逸れて
しまったけど、日本って世界的に見れば、そこそこ努力
すれば報われる良い社会なのかもですね。
そして、言うほどには不況ではなく、大多数は平穏な暮らしを
楽しんでるんじゃなかろうか。