悠釣亭のつぶやき -194ページ目

ウクライナ情勢は?(30)__停戦交渉?

トランプ政権がウクライナ戦争の終結に乗り出し、停戦条件に
ついての憶測報道が盛んだ。
就任後24時間以内に停戦させると豪語していたのが遅すぎる
という批判はあれども、停戦に向けた行動が始まった事を歓迎
する所である。


漏れ出てくる停戦条件が、占拠した地域をとりあえずの国境とする
ことやウクライナのNATO加盟を認めないこと等、ウクライナには
耐えがたい条件のため、ウクライナとNATOが反発している。

また、領土確定競争の様相となっており、少しでも占領地域を拡大
するべく、戦闘が激化している。
とは言っても、ウクライナが占拠するロシア南西部の地域は徐々に
縮小しつつある状況。

米露間の交渉がどうなるのかは予断を許さないが、たとえ如何に
不利な条件だとしても、ウクライナは自前で戦えないから、かなり
不利な条件でも飲まざるを得なかろう。


停戦交渉が仮に、米露間で行われ、米露間で合意がなされたと
しても ウクライナとNATOが納得しない場合に、強硬的に停戦が
行われるのかは大きな問題があると思う。

即ち、力による現状変更を容認するのか?
ロシアが継戦能力を回復するための時間稼ぎになるのでは?
ウクライナの安全保障をどのように確保するのか?
ロシアが次の行動を起こした時の対応策はあるのか?
等々、大きな懸案が多数ある筈だ。


2008年のクリミア併合→2012年のウクライナ東部侵攻と
ロシアの侵攻が止まることはない。
ルースキーミールの思想から見れば、ベラルーシとウクライナは
親露政権であるべきとの考えだ。

1938年、ナチスによるズデーデン地方の併合を当事者抜きで
英独で行い、これ限りのはずが、ドイツは容認されたとして、更に
ポーランドに攻め込み、第2次世界大戦の口火となってしまった
ことを忘れはしまい。

特にロシアは信義に冷たい国だし、条約を一方的に破棄してきた
のは歴史の語る所である。
ロシアが次の行動を起こすのを躊躇わせる、何らかの仕組みが
組み込まれぬ限り、ここが再びの火種になる事が大いに懸念
される。


ワシは前から、東部4州を非武装地帯とし、米、NATO、ウ、露
の共同管理とする事。
双方の軍は非武装地帯には入らない。
国連によるPKOと復興部隊のみが4州で活動できる。
とする程度の隔離政策が行われぬ限り、この地での紛争は再発
すると考えている。

米国がなるべく手を使わないようにする事こそがロシアの思う壺
である。
広いエリアの停戦監視だけでも相当な軍事力を要する訳で、
少しでも抜け目があれば、ロシアが躊躇なく押し出して来るだろう。
トラジイがそれほど甘い爺さんだとは思わぬが、カネで解決しよう
とすれば、必ず手抜きが起こることを懸念する。