悠釣亭のつぶやき -155ページ目

感染症の流行

百日咳が世界中で爆発的に流行しているという。
日本国内でも、2022年に499件の百日咳が報告され、2023年
には1009件、2024年には4054件と増加しているという。
そして、2025年は12週までの時点で既に4100件と、昨年
1年間の患者数を上回っており、このままの勢いだと年間1万人
を超える患者数が予想されている。




百日咳は世界的に見られる疾患で、どの年齢でも罹るというが、
罹患者は小児が中心となっている。
母親からの免疫が十分でなく、乳児期早期から罹患する可能性が
あり、乳児(特に新生児や乳児期早期)では重症になり、肺炎、
脳症を合併し、まれに死に至ることもあるようだ。

百日咳はワクチンで予防可能な細菌感染症で、日本では1950年
から接種が始まっていて、すでに多くの人が接種を受けている
はずなのに、なぜ百日咳が流行するのか。
それは、百日咳ワクチンの予防効果は、3~5年で徐々に弱まり、
10~12年後には完全に消滅するからという。
そのため子どもの頃に接種したワクチンの効果が消滅したころ、
感染する大人の患者が増えるという。


他にも、感染力が非常に強い(コロナの7~8倍)麻疹(はしか)の
感染者が、3月に入って都市部で相次いで見つかっている。
日本は2015年、国内に定着しているウイルスはなくなったとして、
世界保健機関(WHO)から「排除状態」と認定されている。

しかし、23年は28人、24年は45人と増加。最近、国立感染症
研究所が発表した今年の感染者数は22人と前年同時期の倍増。
どこで感染したかわからず、渡航歴もない人の感染は、直近に
なって東京や神奈川でも出ており、今後の蔓延が懸念される。

まず、麻疹ウイルスに感染すると10~12日間の潜伏期を経た
後に38℃前後の発熱が2~4日間ほど続き、体のだるさ、
喉の痛み、鼻水、咳、充血、目やになどの症状が現れる。

その後いったん熱は下がるものの、半日程度で39℃前後の
高熱が現れ、おでこ、耳の後ろ、首などに赤い発疹ができて、
2日ほどで全身に広がってゆく。
この時期にはいわゆる“風邪症状”はさらに悪化してゆくが、
3~4日間すると徐々に熱が下がっていき、さまざまな症状も
改善してゆくのが特徴。

麻疹は通常であれば発症から7~10日間で回復するが、
重症化すると肺炎や脳炎などを引き起こすケースもあり、
別の細菌感染による中耳炎などを同時に発症することも
少なくないという。
また、一般的に、成人になってから罹った方が、より症状が
重くなるといわれている。

これも、有効な対策はワクチンの2回接種。
高齢者には過去の感染で免疫を持つ人が多い一方、感染経験が
なく、ワクチンも未接種のため十分な免疫がない人もいるので、
感染の可能性は人それぞれ。


最近になって、一時は無くなったと思われた感染症がまた
流行の兆しがあるという事だ。
予防接種をしていても既に抗体価が低くなった人が多く、
日本国内での蔓延が無かったことで、免疫が効いてない事
もあって、爆発的な感染の可能性も懸念されている。

思うに、日本人の海外渡航者数は大きくは増えてないけど、
コロナの終息とともにインバウンド客が爆発的に増えたことも
原因の一つではないのかな。

温暖化で平均気温が上がることで、今までには無かった感染症が
持ち込まれ蔓延する恐れも、今後の懸念材料かも。
日本国内では免疫がない感染症には特に注意が必要だ。

コロナの時期にはほとんどの人がマスクなどの予防措置を
していたが、最近では人混みでもマスクをしない人が多くなって
いるのも感染拡大に寄与していると思われる。


ま、十分に健康な人なら罹っても重篤にはならないだろうが、
風邪に罹りやすいとか、免疫が衰えているとかを自覚する人は
それなりの対策をした方が無難なのかも知れない。