
豪ちゃんロス
とうとう来てしまった。
朝田家に届いた戦死広報。
気持ちが落ち込むなぁ。
朝ドラ「あんぱん」に出演していた、石工の弟子、原豪(細田
佳央太さん)は、とにかく真面目で、裏表がなく、無口だが、
一人前の石工になるべく修行していた。
祖父の釜ジイも頼りにし、一生懸命育て導いてきた。

朝田家の次女蘭子はそんな豪ちゃんを慕い、出征直前には
お互いに、戻ったら結婚すると約束していた。
蘭子は毎日豪ちゃんの帰りをひたすら待ち、無事を祈っていた。
時が進み、除隊迄200数十日を数えていた。
そんなある日、役所から配達員が広報を持ってきた。
受け取った釜ジイは表情を無くし慟哭する。
その声を聴いた蘭子が駆け寄って、釜ジイが持つ広報を
見て、魂が抜けたような顔になる。
これまでは明るい話題や主人公二人の恋の駆け引きなど、
ほんのりした流れの朝ドラだったが、20日の場面で一気に
悲哀のどん底に突き落とされた感じになった。
まだ火曜日なのに、今週は今後どうなってしまうのかが心配
になってしまう。
朝ドラ出演者が、そのあとの朝いちに出演したら、それでもう
そのドラマには出演しなくなるというジンクスがあるという。
先日、佳央太君が朝いちに出演した時には多数のメールが
寄せられ、そのジンクスが覆るように祈る悲鳴が殺到した。
この人達がこの場面をどのような気持ちで見たかが想像される。
溜息と落胆と悲しみに暮れるんじゃなかろうか。
しばらく気持ちが落ち込むことだろう。
蘭子(河合優実さん)の気持ちを慮るに落胆の言葉が軽すぎる。
一体どうなってしまうんだろ。

赤紙一枚で召集され、広報一枚で戦死を告げられる。
ヤムおんちゃんの言う、「戦争は良い奴が早く死ぬんだ」は
ある意味正しかったということか。
何とも理不尽な世の中だったが、留守宅の悲哀がよく描かれた
重さもある朝ドラだ。
そして、それらを演じる俳優陣達の厚さも素晴らしい。
何よりも表情が豊かで、折々の感情をうまく演じている。
だからこそ、豪ちゃんロスが必ず起きるし、蘭子の行く末が
大いに気になるんだろうな。
今週の残りをどんな気持ちで見るか、難しい気分になる。