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裏金問題、再発防止策
裏金問題は何故そういう事をしたのか、それを何に使ったのか、
カネの掛かる選挙をどう改善するのかなどの本質的な問題は
完全スルーしたまま、やった人間の特に悪質なのや、金額が
大きいのだけを処分して、終わりにしようとしている。
それだけでも、まったく根本的に変えようという意気込みを
感じないんだけど、今、再発防止策が議論されている。
じゃぁ、上記の疑問に答えることなく、何が根本原因かも
分からずに、一体、再発防止策をどう作る気なのよ？
国会での与野党議員たちの議論では、デジタル化や連座制が
議論されてるようだが、ワシから見ればもう、笑うしかないな。
論理的にオカシイやろ。
まず、犯罪者が再発防止策を考えること自体が論理破綻だろが。
窃盗犯に窃盗防止策を作らせたらどうなるかくらい、小学生でも
分かると思うんやが。
立法府の幹部と行政府の幹部が悪事を働いたんだから、
チェック機能である、取り締まり側の司法府が原案を作って、
それを議論するのならまだ分かる。
悪事が出来ないような仕組みを作るのはお手の物だろう。
その原案をなし崩しにしようとする動きがあれば、それこそが
痛い場所だってのも明確になるだろう。
不正なカネの流れを遮断するのは最小限必要で、カネが集まり
難くなれば、選挙のやり方をもっと簡素にしようというような動き
にも繋がってくるのかも知れない。
１００歩譲って野党が原案を作るのなら、ま、仕方ないかも。
ただ、野党と言えども議員なんだから、自分たちに都合が悪い
部分はどうしても腰砕けにはなるだろうけどね。
やった張本人の所属する団体が再発防止策を作るったって、
厳しいものになる筈は無いし、抜け穴だらけのザル法になる
のが目に見えるな。
カネの出入りを明確にするって、今までもそうするのが決まり
だったんでしょ。
デジタル化って、今の世の中、そうなってない方がオカシかった
だけの事でしょ。
パー券の記載単価を下げるってのに至っては、まだパリピを
当てにするってんですかいな。
既にオンライン勉強会なんてな抜け穴を作ってる議員も居る
ほどに、勉強会の参加費ですってな物に形を変えるのが目に
見えますがな。
デジタル化を悪用してでもカネを集めなきゃいかん理由がある
って事ですがな。
いずれにせよ、犯罪者に犯罪防止策を議論させるほど滑稽な
ことはない事に、誰ぁれも気付かないんですか？
それとも意図的にそうしようとしてるんですか？
逃げ切ったってか。