ウクライナ情勢は?(19)_イラン | 悠釣亭のつぶやき

ウクライナ情勢は?(19)_イラン

東部ドンバス地方の南で、ロシアの占領地域を分断すべく
ウクライナ軍の攻勢が強まっている。
ロシア軍は後退しながらも、次の前線を構築し、簡単には
引かない様相。

ウクライナ軍は足の長いミサイルで、前線の後方や補給の要
であるクリミアの基地などを攻撃し、ロシア軍の勢力を少しずつ
削いでゆく作戦のようだ。
まだまだ長引きそうな様相である。

ウクライナ軍にとって、継戦のためには欧米からの補給が全て
と言って良い訳だが、これまでは必要な補給が継続されている
ように思える。


しかし、大きな懸念事項も無い訳ではない。
イランの核開発が進んできていることが噂されている。
トランプ大統領の時代に核合意が破棄されたわけだが、その後
イランは積極的に核開発に通り組んでいるという。

先日のIAEAによる査察要求を拒否したのは、何か疚しい事が
あるからだろうと考えられている。
これに反発するイスラエルはイランが核を持つことは容認でき
ないとしている。
イスラエルの容認できないというのは核施設を空爆してでも
阻止するという意味と見るのが妥当だ。


まだ、水面下の交渉が行われているんだろうけど、頑なに査察を
拒否し、イスラエルの諜報機関が何かを掴めば、熱い戦争に
突入する恐れは多分にある。

イイ戦争が起これば、米国は強く関与するから、ウクライナ支援
どころじゃ無くなる恐れが出て来る。
米国が圧力を掛けて、早期停戦を強要するかもしれない。
過去にも米国は自国の都合ではしごを外したことは多々あるが、
今回もその恐れが出てきた。

ウクライナ侵攻は元々、米国の弱腰が招いたとも言えそうだが、
ここに来て、また中途半端に見捨てるとすれば、またまた米国の
威信が低下するわけだが、民主党政権ならシラっとやるだろね。


もしそうなる場合でも、決してロシアが有利になるような停戦は
望ましくないけど、逃げ腰の米国に対してロシアが強く出るのは
当然と思われる。
だからこそ、早くウクライナ有利の戦況になる事を期待する
ばかりである。