ウクライナ情勢は?(18)_粛清 | 悠釣亭のつぶやき

ウクライナ情勢は?(18)_粛清

24日でこの侵攻が始まってから1年半となった。
24日は、折しも、ウクライナ独立記念日のその日。
1991年のこの日、ウクライナは独立を宣言し、同年末のソ連崩壊
によってウクライナ独立が達成された。
今は、抵抗せぬ限り、真逆の方向へ動いてしまいかねない状況。


だから、ウクライナの抵抗が弱まる事はないんだが、強大なロシア軍
の築いた前線は強固で、なかなか崩壊を許さない。
戦線は少しずつではあるがウクライナが押し戻している様子。

双方の損耗が継続しており憂慮すべき状況だが、双方ともに
譲る気配はない。
そろそろタオルを投げ入れるべき時期だと思うんだが、米欧は
もちろん、第3国も国連も積極的な介入をする動きが無い。

ワシは前から考えてるんだが、ロシアが主張するクリミアとドンバス
地域を国連の委任統治とし、PKOによる停戦監視を行なうべきだ。
真の解決には時間が掛かろうけれど。
これならロシアも無碍には出来ぬだろうし、ウクライナにとっては
望む所じゃないのか。


さて、23日、プリゴジン氏が所有するジェット機が墜落したという
報道があった。
事故の詳細は不明だが、ミサイルによる撃墜か爆発物の搭載の
可能性が高いという。
氏の名前が乗客名簿にあり、同氏は死亡したとみられている。
ワシはあの事件があった当初からプー公は「裏切り者は許さない」と
思ってたから、いずれこうなるとは思っていた。

プリ氏とて、そのまま不問になるとは思ってなかったろうが、ロシアや
ベラルーシで普通に活動してたのは、死ぬのは覚悟の上の事だった
のかも知れない。
またまたまた、プー公による反対派の「粛清」が行われたという事だな。

実際にはプリ氏はプー公に盾突いたわけじゃなく、軍指導部の
無能を指摘しただけだが、プー公にとっては飼い犬に手を噛まれた
状態だし、自分にとって最早役に立たなくなったものは不要という
事なんだろう。
ソ連時代そのままの恐怖政治とKGB野蛮人プー公の面目躍如。


この一事をもってしただけでも、ロシアの勝利を許してはならない
んだが、このままの状態が続けばウクライナの疲弊は明らか。
本当にタオルを投げ入れるべき時期が来ていると強く思う。