太陽の高さ | 悠釣亭のつぶやき

太陽の高さ

夏も8月の終わりとなると、さすがに太陽のジリジリと
した照りつけが少し弱くなって来たように感じる。
これは、一番太陽が高くなる夏至から、秋分に向かって
少しずつ太陽が傾いて来るのが大きく影響しているから
なんだろう。
そこで、どれくらい太陽が傾いたのかをちょっと調べて
みた。

 


まずこの図を見てみよう。


太陽の迎角はその場所の緯度で決まる。
例えば東京の夏至の太陽高さは、緯度35.68°で
考えると、図の如く
迎角=90-(緯度-23.5)という事になって、
迎角=90-(35.68-23.5)=77.82°
という事になる。


沖縄では87~89°って、頭の真上から太陽光が
落ちて来るんだから、あのギラギラ感が良く分るな。
確かに、昼間は真上に太陽が有るもんな。


赤道でも迎角は90-(0-23.5)=103.5°
即ち、北から76.5°(180-103.5)だから、
沖縄よりかなり低いな(ちょうど、いわき市での高さ)。

尤も、赤道の方が暑いのは、日照時間が圧倒的に長い
事によるんだが。

 

 

そして、そこから徐々に太陽に対する地軸の傾きが立って
来る(横から日が当たる)ので、8月22日の太陽の高さは

迎角=90-(35.68-23.5*0.33)=62.08°
にまで下がって来るという訳だ(15°は大きいな)。


太陽の迎角を図るのに、簡単な道具を作ってみた。

「太陽迎角測定器(測定器)」とでも名付けようか。
これを正12:00に太陽の下においてみると、棒の影が
太陽の迎角を示してくれる。


当地は35.1°程なので、先ほどの式から
迎角=90-(35.1-23.5*0.33)=62.66°
おおよそ、63°という事になる。


実際の測定結果は
ほぼ63°

だったから、マァマァ良く測定出来たって事かな。


測定器は15分程で簡単に作れるから、皆さんもお試し
あれ。


日本の代表的な場所の緯度/経度と太陽の迎角を表に
してみた。


この表以外の場所の経度データは
https://fukuno.jig.jp/app/printmap/latlngmap.html
から得られるので、必要に応じて探してみて下さい。
理科の実験してるみたいだな(^_^)

 

 

Ref.
夏至
https://ameblo.jp/yct/entry-12484954790.html