POSE。シーズン3 | ゆかりのブログ。

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今回がファイナルシーズン。

シーズン3は7話(短いよーぐすん)。




舞台となるのは、経済が華やかになっていく80年代後半から90年代前半のニューヨーク。
LGBTQ※1の若者たちは、母親代わりの「マザー※2」のもとに集まり、「ハウス※3」と呼ばれるグループで共同生活を送っていた。
そして、毎週ダンスホールに集まっては、「ファッションとパフォーマンス」を競い合うコンテストに参加。
一番ゴージャスでクールなウォークが出来た者(ヴォーギング※4)が勝利者となる。
この“ボール・カルチャー※5”を軸に、全3シーズンを通して、プライドと純愛、そして夢を追いかける彼女たちの姿を描く物語。

※シーズン3はアメリカで2021年5月2日~2021年6月6日に放送。

関連用語集
※1 LGBTQ:セクシュアル・マイノリティ(性的少数者)を指す言葉。Lesbian(レズビアン、女性同性愛者)、Gay(ゲイ、男性同性愛者)、Bisexual(バイセクシュアル、両性愛者)、Transgender(トランスジェンダー、心と体の性の不一致)に加え、Queer(クィア、セクシュアルマイノリティでもLGBTに当てはまらない者)またはQuestioning(クエスチョニング、自分の性別や性指向が定まっていない者)の頭文字をとった総称。6色のレインボーフラッグがLGBTQの象徴として使われている。

※2 マザー:ハウスのリーダーで、子供たち(=ハウスのメンバー)を支援し、住む場所や食事なども提供する母親的存在。

※3 ハウス:ボールで競い合うグループのこと。メンバーはマザーによって選ばれることが多く、家族のような関係。現在もいくつかのハウスが実在する。

※4 ヴォーギング:マドンナが歌う「Vogue」のミュージックビデオでも知られるダンス・スタイル。ファッション雑誌『ヴォーグ』のモデルのポーズに似ていたことから、そう呼ばれるようになった。「手」「回転」「キャットウォーク」「ダックウォーク」「ディップ」「フロアパフォーマンス」の6つの要素からなる。

※5 ボール・カルチャー: “ボール”とは、LGBTQの人たちが、テーマに沿ったファッションやヴォーギングと呼ばれるダンスの技を競い合うコンテストのこと。主に黒人や南米系のLGBTQの人々が集う場所として、ニューヨークでは1969年ごろから登場したアンダーグラウンドなサブカルチャー。








※ネタばれしてます


















全シーズンほんとに良いドラマでした。

とにかくブランカが大好き。




プレイテルもブランカもHIV陽性だから、ファイナルシーズンはどうなっちゃうのかと思ったけど、ブランカはまだ発症してなくて、クリストファーっていう恋人もできてほんとよかった。

クリストファーほんとにいい人。

でもプレイテルが。

エイズを発症しちゃって、帰郷する回は切なかった。

ブランカたちはどうにかプレイテルに治験を受けさせようとするんだけど、治験は白人しか受けられないとかさー。

病院長?をなんとか説得して、プレイテルとブランカが治験を受けられることに。

でも血のシミみたいなのが出てきちゃったリッキーのためにプレイテルは薬を譲っちゃう。

「コネがあるから大丈夫だ」って言って。
(リッキーはプレイテルが薬をくすねてると思ってた)

そのせいかどうか、プレイテルが最終回で亡くなってしまう。

これ泣いたなぁ。

遺灰のところとか。





あとねー、エンジェルとパピの結婚式のところもすごくよかった大泣き

シーズン1からいるパピ。

私はてっきりすぐいなくなるキャラだと思ってたけど(ごめんよ)、パピはほんとに良い男!

ちょっとね、ベトの件があったけど、ベトもすごくいい子だし、エンジェルも戻ってきてくれてよかった。





あと私はエレクトラの過去の話の回が好き。

エレクトラの過去も切なかった。

お母さんとの確執というか。

シーズン1とか最初の方はエレクトラのこと嫌いだったんだけど、今やもうほんとに大好きラブラブ

この回想の回でのボールルームが好き。

カテゴリーは『童話』

エレクトラ。




エンジェル。
(ほんとにかわいいラブラブ)




ブランカは白雪姫。






そして嬉しかったのがキャンディ!

ちなみにキャンディがやってるのはオーロラ姫(眠れる森の美女)。

(だから枕をつけてる)




キャンディ登場は嬉しかった。

↑キャンディはシーズン2で殺されちゃってる



シーズン1か2かどっちだったか、SMクラブ?で働いてた時に、エレクトラのお客さんがドラッグの中毒で亡くなっちゃうのよね。

エレクトラが殺したわけじゃないけど、(時代的に)通報したらエレクトラが犯人にされちゃうから、遺体を隠した。

クローゼットの中の箱にずっと入れてたんだけど、この回の最後にそれをやっと手放す。
(遺棄だけど)

ここもよかったです。

エレクトラが新聞で遺族がどうしてたか調べてたり。

エレクトラ実は優しいんだよね。

口の悪さが尋常じゃないけど(笑)。

エンジェルのウェディングドレスをみんなで買いに行った時に、最後「一言挨拶したい」ってやってきたオーナーがエンジェルたちを見て侮辱した時のエレクトラのやり返しがすごかった。
(っていうか、エンジェルをはじめ、みんなすごく綺麗なのに、オーナーはよくそうだと分かったな)

オーナーに対してのあの言い方もすごかったけど、そのあとマフィアに頼んでウェディングドレス全部盗んじゃうのとか。

さすがエレクトラ(笑)。

それをみんなにあげるのも素敵。





最終回のいちばん最後は、プレイテルが亡くなったあと。1998年。

ブランカ、エレクトラ、エンジェル、ルルがずっと仲良しなの好き。




今シーズン、デイモンが全然出てこない。

シーズン2の最後、ダンサーとしてフランスに行ったはずなのに、今シーズンはいきなりアル中になってる。

そして実家に戻ったという設定。

2シーンぐらいしか出てこない。

でも最後、ブランカが「デイモンから手紙がきた」って言ってた。

デイモンはどうしたの?って思ったら、デイモン役の役者さんの妹さんが殺されちゃうっていう事件があったらしく、それで降板したらしい。






POSE、ほんと好きなドラマでした。

もっと続けてほしかった。

また放送されたら見ようかなにっこり