■『性的関係』が挨拶代わりになっている現代について～親密な関係性とセクシャリティ

こんにちは

小高千枝です。

先日、師匠の名越との話し合いの中で

『性』について話題がクローズUPされました。

男性と女性は違う生き物

感覚も違えば、物事の受け止め方、考え方が違っても当たり前のこと

ただ、『性』『セックス』に関しての認識は統一していてもいいのではないか？

何が間違っていて、何が正しいのかは暗黙の了解で理解していること

ただ、その価値観が歪んだ認識として世の中に浸透しているという点に

ついて談義しました。

『セックスが挨拶代わりになっている』

精神科医名越康文監修カウンセリングルーム～メンタルケアサロン『ピュアラル』のピュアブロ（カウンセリング・東京都渋谷区広尾）

この言葉は衝撃的でした。

セックスをしなければ失礼にあたる認識をもっている方は少なくはないと思います。

逆に『（セックスに）誘ってもらわない自分は魅力が無い？』

と思ってしまっている女性も多いです。

性に対しての価値の低さ

そう簡単なものでは無いですよね。。。？

皆さんはどうお考えでしょうか？

ピュアラルがサポートさせて頂いております

性暴力被害ゼロネットワーク『しあわせなみだ』

からのニュースレターを以下へお伝えいたします。

先日も夏の恋愛について記事を書かせて頂きましたが

恋愛をすること、セックスをすることはとても大切なことです。

ただ、自分を大切にしている恋愛・セックスか？

今一度、考えてみてくださいね。

■【恋愛相談】この『恋』ひと夏の恋で終わらせないために。。。その1

http://ameblo.jp/ych202/entry-11335873153.html

■【恋愛相談】この『恋』ひと夏の恋で終わらせないために。。。その2

http://ameblo.jp/ych202/entry-11335880743.html

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　　　　　　　親密な関係性とセクシュアリティ

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「親密な関係性」という言葉は普段あまり聞きなれない表現かも
しれませんが、ここでは「愛情に基づいた関係性」とほぼ同じ
意味で使うことにします。

親密な関係性を誰に求めるかは、時代や文化によって異なります。

現代では、親密な関係性を築くにあたって「セクシュアリティ」が
重要な要素だと考えられています。そして、多くの人が夫婦や恋人
などのカップルと親密な関係性を作り、その関係性を維持したいと
望む傾向にあります。そのため、多くのカップルは、親密な関係を
築いたり、親密性を確認する手段としてセックスなどの性的な
コミュニケーションを交わします。

それゆえに、恋人同士になったカップルが、なかなか
セクシュアルな関係に進展しない場合や、セックスレスになった
場合に「相手がセックスしようとしない」ことに焦りを感じて
しまうという状況が起こってきます。これは、近代社会において、
セックスが「親密さを確認するための手段」として意味づけられて
いることと大きく関係しています。

確かに、信頼できる関係性のなかで交わされる「セクシュアリティ」
の絡んだコミュニケーションは、お互いの愛情を表現したり、親密性
を確認する手段としてとても有効だと思います。

けれども、そもそも親密性は「セクシュアリティ」と関係のないコミュニケーションでも
十分に深めていけます。相手のものの考え方や生き方、存在そのもの
を認めるとともに、自分も同じように存在を丸ごと受け止めて
もらえるような信頼関係に基づいた関係性を築くことができれば、
セックスを「親密さを確認するための手段」として位置づけなくても
よくなるのではないかと考えています。

そのようにパラダイム（考え方の枠組み）を変換することによって、
プラトニックラブやセックスレスで焦ったり、辛い思いをする人が
少しでも減るのではないかと期待しています。

文献
山田昌弘（2008）「親密性とセクシュアリティ」
江原由美子、山田昌弘『ジェンダーの社会学入門』岩波書店