ナローポルシェのアライメント | S店長のYABAIお話し☆

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YBI044の店長が作業の記録を報告します♪
店長が忙しい時はYBI024 のA常務が報告します。

 

 

 

 

ご無沙汰しています。

 

最近、1960年代から70年代の旧車のポルシェの

 

アライメントをとることが多いです。

 

ポルシェ911とよく聴きますが、

 

今、現行で新車で売っているリアエンジンのスポーツタイプも911、

 

1963年にポルシェ356の後継者として発売された、

 

RRのポルシェも911です。

 

 

1963年から1973までに生産された911を、

 

ナローポルシェと呼びます。

 

ボディ型式で呼ぶと901型

 

その後に930,964,993,996,997,991と生産されて、

 

現行は992です。

 

まあ、ここで911の歴史を語ってもしょうがないので、

 

これ以上詳しく知りたい方はWikipediaを見てください。

 

さてこの初代911

 

程度によって値段はまちまちですが、

 

300万から、1973年に1530台だけ生産されたカレラRSは、

 

海外で1億円以上で落札されたことがあるくらいです。

 

当社にもそれ以上のバリバリの73カレラRSが最近きたので、

 

いずれご紹介します。

 

さて今日はWikipediaにも載っていないナローポルシェのアライメントですひらめき電球

 

 

アライメントテスターを持っている店はかなりありますが、

 

このナローポルシェを正確にアライメントとれるお店って、

 

たぶん10軒のうち、1軒あれば良いと思います。

 

特にリアが大変汗

 

 

車も古いですから、リアのトーインとキャンバーを調整するボルトは、

 

錆ついてるものが殆どです叫び

 

間違えると二次災害を引き起こす可能性大です。

 

お店によっては、胸をはって、

 

『 リアは調整できません!

 

というお店も多いですゲラゲラ

 

でもね・・・

 

ポルシェは997以降はキャスター調整はできなくなりましたが、

 

それまでの、901,930,964,993,964までは、

 

リアのトーイン、キャンバー、フロントのトーインキャスター、キャンバーは、

 

全て調整可能な数少ない車輛なんです。

 

まずいつも通りに、

 

調整する前に試走車

 

エンジンの調整の達人からの仕事でしたので、

 

この年式(1968年)とは思えないくらい吹けます目目目

 

ただ、アクセルを踏むと少し右に車が向いて、

 

ハンドルセンターもかなり右落ち、

 

怖くてこれでは踏めない爆弾

 

原因はリアですねダウン

 

 

これだと、アクセル開けると右に行ってしまいます叫び

 

何とか調整してこんな感じに

 

 

右のキャンバーはこれ以上起きなかったので、

 

トーイン優先に左右そろえて、左を限界までねかせましたひらめき電球

 

これだけで、オーナーは凄く走り易くなったと思うはずです。

 

そして、フロント

 

 

これなら、ハンドルセンターが右なのは当たり前っすねあせるあせるあせる

 

なんとか、頑張って、ここまで左右対称に・・・

 

 

!!これだけで、激変するはずです!!

 

19時から始めたので、出来上がったのはこんな時間叫び

 

 

でも電話や接客に邪魔されず集中してできるので、

 

時間の読めない大変な車のアライメントは、深夜にかぎりますビックリマーク

 

 

 

 

 

試走は明日の朝一にして、

 

今日は帰ることにします。

 

でも、かなり自信ありますが、

 

お客様は、超感動するはずです!!

 

 

あすの試走が楽しみです。

 

 

最後まで読んで頂きありがとうございます。