発達障害と神経発達症の違い | 言語聴覚士(ST)のつぶやき

言語聴覚士(ST)のつぶやき

小児のST(言語聴覚士)をしています。
訓練方法などはあまり書く予定はなく、訓練室での出来事を書いています
※個人情報がわからない様に書いています。

発達のゆっくりなお子さんの言語訓練をしています。
小児ST(言語聴覚士)です。


「発達障害」っていう言葉が、これからだんだんと「神経発達症」に変わっていくようなんですが、

私はただ名前が変わるだけ、と思っていたら、そうでもなかったです。


発達障害とは、

①自閉スペクトラム症(ASD)

②注意欠如多動症(ADHD)

③限局性学習障害(SLD)

の3つの事を言うんですが、


神経発達症は7つもあるみたいです。

①自閉スペクトラム症(ASD)

②注意欠如多動症(ADHD)

③限局性学習障害(SLD)

④知的能力障害群

⑤運動症

 発達性協調運動障害(DCD)、チック

⑥コミュニケーション症群

 言語症、語音症、吃音

 社会的コミュニケーション障害

 特定不能のコミュニケーション障害

⑦他の神経発達症


①〜③は共通ですが、④〜⑦が新しく加わった感じですね。


神経発達症になると、知的障害も入るんですね。

まぁ、発達障害と重なる事も多かったので。。。

意外なのは、吃音も加わったところです。


あと、自閉スペクトラム(ASD)と社会的コミュニケーション障害の違いって何かなぁ?と思ったら、

こだわりがあったり、興味の幅が狭かったらASDみたいです。


「スペクトラム」と言う言葉になったのも、ここ10年くらいでしょうか。。。

私が自閉症児を育てていた平成初期は、自閉症と広汎性発達障害は別の疾患だと思ってましたが、

今は自閉スペクトラムで一緒ですし。。。


この分野は、変更が多いなぁ。

ちゃんと知識をアップデートしなければ。。。


※発達障害と神経発達症の違いまとめ(自作)