レシートは捨てないで‼️(支援学級や支援学校に行く予定の子) | 言語聴覚士(ST)のつぶやき

言語聴覚士(ST)のつぶやき

小児のST(言語聴覚士)をしています。
訓練方法などはあまり書く予定はなく、訓練室での出来事を書いています
※個人情報がわからない様に書いています。

発達がゆっくりなお子さんの言語訓練をしています。
とあるクリニックで、常勤勤務10年と少しです。


「特別支援教育就学奨励費」って知ってますか?


「特別支援教育就学奨励費」とは、

障害のある幼児児童生徒が特別支援学校や小学校・中学校の特別支援学級等で学ぶ際に、保護者が負担する教育関係経費について、家庭の経済状況等に応じ、国及び地方公共団体が補助する仕組みです。
文科省のWebより引用↓

https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/hattatu_00001.htm



要するに、支援学級や支援学校に行く子について、
就学にかかる費用を払ってくれる仕組みです。
文房具だったり、体操服、上靴などの費用を負担してくれるシステムです。

この特別支援教育就学奨励費のすごいところは、「ランドセル」も対象になっているところです。
また、制服がある学校は制服代も対象になります。

ただ、実費精算なので、レシートや領収書を取っておかないと戻ってきません

※かかった費用の合計を支払ってもらえる

もし、おじいちゃんおばあちゃんにランドセルを買ってもらったのなら、

ついでにレシートも貰っておくと、後日、数万円の入金があるでしょう!


こんなに有難い制度なのに、知っている人が少ないんです。

この制度自体は昭和からあるようですが、

私の子どもが支援学級に行った時、私を含めて誰も知りませんでした。

なので、私、この制度を利用できませんでした(残念)。


私がこの制度を知ったのは、小児STになってから2、3年経った頃です。

うちに通われているお母さんに聞いたところ、この奨励費を知っていたのは半数くらい。

残りの半数は知りませんでした。


どうやら、秋に開催される「学校説明会」で説明があるはずなのです。

しかし、、、

時間が足りなくなると、

じゃあ後は読んでおいてくださいね、

で飛ばされがちなようです。


なので、学校説明会の資料はしっかり読んでください。

そして、学校を通して請求しないといけないようなので、


レシートや領収書はちゃんと取っておいてください。


⚠️注意

※所得制限があります。(お住まいの自治体に問い合わせを。。。)

 (例:R5年度名古屋市の場合)   東京を載せようと思ったのですが、複雑すぎてやめました。

※自治体によっては、実費精算でなく、定額精算のところもあります。

 定額精算の場合は、請求するだけで、レシートは不要です。

 かかった費用に関わらず、請求すると一定額を支給

※令和5年度より、普通学級に進学する場合でも、一定の障害要件を満たせば、請求できるようになりました。