大阪での
基本研修Ⅰは始まった。
関西地方の経営者の方々のご協力で 多くの研修生が集まった。
そして
参加した研修生たちは
驚くほど
真剣だった。
研修が終わったあと
一人の社長が
矢崎に言った。
「矢崎さん」
「お願いがある」
矢崎は聞いた。
「なんでしょう」
社長は言った。
「研修だけじゃ足りない」
矢崎は
少し首をかしげた。
社長は続けた。
「会社を良くするには」
「採用」
「育成」
「組織」
「全部必要や」
矢崎は
黙って聞いていた。
社長は言った。
「タヤマ学校は」
「そこまでやる会社やろ」
その言葉は
不思議と自然だった。
矢崎は
ふと気づいた。
タヤマ学校は
最初から
研修だけの場所ではなかった。
人を育て
人をつなぎ
会社を変える場所だった。
矢崎は
ゆっくり言った。
「やります」
その瞬間
タヤマ学校は
一歩外へ出た。
ただの研修会社ではなく
人財の未来を支える会社へ。
大阪の夜。
ホテルの窓から
街の灯りを見ていた。
ネオンが
静かに揺れていた。
矢崎は思った。
「この町はまさに闇夜の鴉だな。」
関西という町は何故か人を動機付ける雰囲気が漂っている。
そして矢崎は一人、覚悟を新たにしていた。
タヤマ学校は
まだ終わっていない。
むしろ――
これから
新しい形で始まっていくのだ、と。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
この物語はちょっと実話をもとにしているフィクションです。
タヤマ学校最終課題
モチベーションの真髄
「闇の夜に鳴かぬ鴉の声聞けば
生まれぬ先の父ぞ恋しき」
とは何か。
その答えに辿り着くかも知れない物語です。
次回とうとう最終部へ突入!
第四部 第一章 お楽しみに。