31年ぶりの同級生の世界に違和感  | グローバルに波乱万丈



今回の日本旅行中、故郷滞在中、集まってくれた高校生のクラスメート達、

懐かしく、とても嬉しかったんですが、

正直なところ、あまりにも違う世界に、かなり違和感もありました。


私が集合場所の居酒屋さんに到着した時、

“男子” (非常に懐かしいボキャブラリー) が三人来ていて、

当分の間、四人だけで盛り上がったんですが、


卒業式以来会ってなかったその三人は、私の過去の出来事を知る由もなく、

「どこで、旦那さんと出会ったん?」 と、

どうして私がアメリカに住むことになったのかという、質問をしてきたんです。


「あー、私の経緯、暗い話になるから。」 と最初は話を変えたんですが、

説明なしでは、その後の話も通じないので、

前夫の交通事故、一年半の植物人間状態、安楽死、ロンドン仮生活、

見知らぬ地フロリダで再出発、大学入学、主人との出会い...

とさーっと短く話したんです。


三人とも、目を丸くして聞き、ビックリしていましたが、

ふと、一人の男子、「それ、男だったら、かなり成長できる経験じゃと思うわ。」

と言ったんです。


私、「え? “男だったら” いうて、どういう意味?」 

ちょっと酔っぱらってるその男子、

「そんないろんな大変な出来事を乗り越えたら、男だったら、相当成長できとると思う。」 

と全く悪気もなく繰り返すんです。


私も、本当に、“男だったら” の表現がピンと来ず、

喰ってかかったわけじゃあ全くなく、

“What does that mean?” を直訳して、「どういう意味?」 と訊き返し、

三、四回、そんなやり取りが繰り返されたんです。


私達の会話を傍で見ていた他の二人、慌てて、

「“男だったら” みたいなことを言うちゃあいけんのんよね。」 と仲介に入り、

(単に、酔っ払いと日本語が怪しい者のやり取りで、口論してたわけじゃあないんですが。)

やっと、あああ、男女差別的な表現だったんだと、悟ったようなことでした。


きっと、東京や大阪の都会だと、そんなことを言う49歳の男性などいないでしょうし、

その男子がちょっと考えが古いのでしょうが、

私の今の世界では考えれない発言なので、変な感動を感じたほどでした。



そして、その男子、大笑いしながら、

数年前にあった同窓会の二次会の様子を話してくれたんですが、

ある男子がカラオケを歌いながら、股の間に女子数人を座らせ、

歌いながら、腰を動かし、女子達がキャッキャッと笑っていたとか、

ある真面目だった男子が、「僕、芸がないので...」 と服を脱いで、真っ裸になり、

また女子達がキャッキャッと笑っていたとか。


それって、私の今の世界だとセクハラになることであり、

うちの主人ですら、そんなことを公共の場でしたなら、

私、侮辱していると、主人をひっぱたくと思います。 まじで。



とにかく、ビックリでした。

でも、私が渡米をせず、あのまま故郷での生活を続けていたら、

普通のことであり、違和感など感じることもないのでしょう。

なんだか不思議な気持ちです。



あ、そうそう。 その男子、他のクラスメートの話だと、

奥さんと別居中で、二人の娘さんも口を利いてくれないと、ぼやいていたとか。


そんな男尊女卑な古い考えだから、奥さんとも上手くいかないんじゃないかな...

なーんて、大きなお世話ですが。 (苦笑)



長くなったので、女子編は次回に。