精神の弱い血筋との戦い | グローバルに波乱万丈







私の家系、精神が強い方ではないんです。


小さな問題でも自分の頭の中で大きくしてしまい、

まだ起こってもないこと、起こるかどうかわかりもしないことに気をもめて、

くよくよし、めそめそし、いらいらし、自分も周りの家族も不幸にしてしまい、

考え過ぎ、悩み過ぎで、睡眠薬やお酒を飲まずには夜寝れず、

心臓が悪く、血圧が高く、あちらこちら体の調子がよくない...


私も、気を抜くとこんな状態になりかねないタイプなんです。 

そんな血筋と、私は常に戦ってます。



先週も、危うく負けそうになってしまいました。


ティーン時期で アホ化してる 脳の工事中の次男が、数学が“D”になり、取り直しになるかも知れないと言い出し、

総合大学への移籍が先になるとか、奨学金がもらえなくなるとか、困ったことになりそうなんです。


同時に、歯の根元付近の歯茎が化膿してることがわかり、健康そうな歯を二本も抜歯しないといけず、

その費用の自己負担分が30万円以上になると、歯医者さんから言われました。 



どどどーっと落ち込みましたよ。 

息子を感情で叱ってしまい、必要以上に小言を言い、

疲れて帰ってきて、くつろぎたかっただろう主人を笑顔で迎えることができず、心配をさせ、

夜はなんとか寝つけても、夜中の二時過ぎ頃に目が覚め、朝までため息をつき、寝返りをして過ごしました。


頭の中がもやもやしたまま、一日をどんなふうに過ごしたのかわからない日々が、何日か続きました。 

いじいじして、ため息ばかりついていました。



息子がいつものようにジョークを振ってきて、私、固まったんです。 

いつもなら、息子達に負けずかなり気のきいたジョークを返して、クスっとさせるんですけどね。 


それで、ふと気がついたんです。 


“私、楽しいべき時間を無駄にしている。 家族にとっても居心地のいい明るい、温かい家庭になってない。”



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17世紀のイギリスの詩人、ジョン・ミルトンの言葉で、こんなのがあります。

"The mind is its own place, and in itself can make a heaven of hell, a hell of heaven."


検索してみると、日本語では...


“心には己の場所がある。そして心は自らのうちに地獄から天国をつくり、また天国から地獄を作り出す。 ”

“心というものは、それ自身一つの独自の世界なのだ、地獄を天国に変え、天国を地獄に変えうるものなのだ。”


要するに...

心というのは、案外、周りのアレコレからは影響されない、独自のものなので、

心の中で、地獄の状態でも天国の状態に変えることができるし、また逆も可能だという意味なんです。

つまり、自分を不幸にするのも幸せにするのも、心の持ちようであり、自分次第だってことです。



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自分に言い聞かせたんです。


「ビデオゲームしたり、友達と遊ぶことを優先して、“D”を取りそうだけど、 

この失敗から、今後の勉強に対する姿勢に変化が起きるのかも知れない。 いい結果になるのかも...

まだ高校生なのに大学で数学なんて、脳が完全には発達してないんだから仕方ない...」


「歯を二本も失うなんて悲しいし、30万円は苦しいけど、

深刻な病気ではなく、歯を抜けばすむことだし、お金で解決することなんだからラッキーなんだ...

お金なんて、そんなもの。 出て行く時は出て行くもの...」


なんとか、心の中で、地獄を天国に変えれたようです。



ちなみに、次男、人が変わったように... とまではいきませんが、それなりに頑張って勉強しています。

後一週間、テストもう一つと最終試験で、“D”から“C”に変えることができるのだろうか... ふむ。

まぁ、あんまり気を揉まず、結果を待つことにします。 

私が悩んでも、どうにもならないことですからね。 



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