次男、裁判所へ | グローバルに波乱万丈






ヤキモキして家事も手につかないので、ここで文章にして気持ちを落ち着かせることにします。

今、次男は裁判所に行っています。 


一ヶ月近く前、次男が携帯に向かって、 “What?! What is going on?!” と、うろたえているのを見て、

私は訳もわからず、血の気が引く思いをしたことがありました。 


事情を説明することもなく、刑事がうちの住所を教えてほしいと言っていると、友達が電話してきたのです。 

どうして刑事が次男のところに来るのか、何がなんだかわからず、二人でパニック状態になりました。




こういうことなんです...

友達がガールフレンドと関係を持ち、そのことが彼女の親に知られ、彼女は親が怖くて無理やりだったと説明したらしく、

腹を立てた彼女の親は、警察に、娘がレイプされたとして通知したのだそうです。 



二人が関係を持った数日後、一緒にうちに来たんです。 

だから、その時の二人の様子を知る息子は、この件のウィットネス、証人となったわけです。 



庭から廻ってデッキの方に行ったで、私は二人の姿を見ませんでしたが、

息子の話では、二人ともハッピーそうで、一緒に同じソファーにくっついて座っていたということです。


うちの後、皆で一緒にバーガーを食べに行ったこと、友達が彼女の分も合わせて15ドル払ったこと、

息子が、15ドルは友達の二時間分のバイト代だ、と冗談を言ったこと...

もう一人一緒にいた友達の話と合わせすために、息子の証言を刑事さんは書き取ったそうです。


レイプされたのに、楽しそうに一緒の友達のところに遊びに行き、バーガーを食べに行ったのは話がおかしいとなり、

刑事さんが彼女に問いただしたところ、無理やりだったとウソをついたと、認めたらしいのです。



それで一件落着のようすだったので、私達も安心していたのですが、

彼女の告白は電話上だったので、証言としては使えないとかなんとかで、

腹を立てて、気が済まない彼女の親は、法を使って息子の友達を他の学校へ移させようとしているらしく、

裁判所に行くまでに至ったわけです。 



かなり熱心なクリスチャンの親だという噂なので、もしかすると、婚前交渉を罪としている教会の人なのかも知れません。

息子の友達、私ともよくおしゃべりをしてくれる、マナーのいい、とてもいい子なんです。


ここフロリダ州では特に、もし彼が18歳だったら、一生がめちゃめちゃになるほど大変なことになってたとこです。  

18歳以上と18歳未満の場合だと、いくら同意でも、18歳以上の方は一生、性犯罪者のレッテルが貼られます。 

大学も行けないし、仕事も住むところも限られ、誰でもアクセスできる性犯罪者リストのウェッブサイトに、

顔写真、住所などが一生死ぬまで並べられます。




次男はまだ17歳ですが、私は首を突っ込まず、本人に対応させました。

刑事さんとの話の時も、私は引っ込んでいました。
 

ただ、友達の弁護士さんには、誰が息子に質問をするのか、誰がその場に居るのか、などを問い、

息子が嫌な、不安な思いをしないことを確認はしましたが、

後は、今朝、信用度がありそうな青年に見えるようなシャツに、アイロンをかけてやっただけです。 


息子は、私にことごとく成り行きや発展を話してくれるので、事情はよく把握していて、安心していますし、

息子のこと、子供扱いをしたくなかったし、ちゃんと自分でこなせると信じてること、示してやりたかったのです。 

「絶対に他言してはいけない。」 と言っただけです。




でも、ドキドキしています。 やっぱり付いて行けばよかったかな、なんて思ったり。

そろそろ終わってるはずなんだけど、まだ電話がありません。 


友達のことも、ひどく心配です。